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1998 Fiscal Year Annual Research Report

定量的蝸牛神経損傷モデルによる蝸牛神経損傷病態の解析

Research Project

Project/Area Number 08457356
Research InstitutionHirosaki University

Principal Investigator

関谷 徹治  弘前大学, 医学部, 助教授 (70154656)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鈴木 重晴  弘前大学, 医学部, 教授 (30004708)
KeywordsCOCHLEAR NERVE / NERVE COMPRESSION / NERVE DEGENERATION
Research Abstract

我々の開発した定量的蝸牛神経損傷モデルによって実験研究を実施した。すなわち、小動物用脳定位固定装置にラット頭部を固定し、小脳橋角部で蝸牛神経を露出した後、我々が独自に開発した圧迫子兼記録電極によって圧迫損傷を作成した。その後、浸透圧ミニポンプによって、下記の薬剤を小脳橋角部に局所投与した。2-4週間後に動物をsacrificeし、ラセン神経節細胞数をカウントすることによって、蝸牛神経変性の程度を評価した。現在までに、neurotrophinsのうち、brain derived neurotrophic factor(BDNF)、neurotrophin3(NT3)の蝸牛神経変性防止効果について検討を行った。その結果、損傷蝸牛神経のこれらの因子に対する反応は、in vitroにおける反応とは異なる可能性があること、また、各因子の効果は、濃度依存性であることが判明しつつある。従来から行われていた方法では、蝸牛神経の末梢側axonを損傷することによって蝸牛神経変性が作成されてきた。しかし、我々のモデルは、中枢性axonが損傷されることによって蝸牛神経変性が引き起こされる。これは、新しい実験モデルであると言えるが、これまでの末梢側axon損傷モデルによる実験結果との間に相違が見られた一因は、その損傷部位に相違によるとも考えられた。本科研費によって、上記のような意義ある研究成果をあげることができた。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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