1997 Fiscal Year Annual Research Report
低気圧および高気圧酸素療法が骨・軟骨代謝に及ぼす影響
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08457386
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
長谷川 幸治 名古屋大学, 医学部, 助教授 (50208500)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山内 健一 名古屋大学, 医学部, 医員
北村 伸二 名古屋大学, 医学部, 医員
岩貞 勢生 名古屋大学, 医学部, 医員
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Keywords | 高気圧酸素療法 / 卵巣摘出ラット / 骨粗鬆症 / 力学的測定 / 軟骨変性 / 骨形態計測 |
Research Abstract |
(目的)卵巣摘出ラット(OVX)およびHEBP投与中止後の幼若ラットの骨修復過程において、低気圧および高気圧酸素療法における気圧設定の変化が、骨組織と骨・軟骨代謝に及ぼす影響を生化学的、組織学的計測および力学解析により明らかにすることを目的とした。 (方法)卵巣摘出ラット(OVX)をもちいて、各気圧の条件での(1)正化学的評価(2)力学的評価をおこなった。 卵巣摘出ラット(OVX)作成は生後四週齢のWKY雌ラットを用い、高気圧酸素療法(HBO)を行った。8週齢および12週齢で1日2回療法を開始し、16週齢まで継続した時点で屠殺した。 左大腿骨は万能力学試験機により力学的な強度の測定をおこなった。三点まげ試験による大腿骨の破断試験をおこなった。 (結果)病理組織学的にはOVXラットではおよび高気圧酸素療法により明らかな軟骨の変化は見られなかった。 力学試験器の絶縁装置が不良なために力学試験が行えなかった(絶縁装置を購入した)。また全ての骨を冷凍保存した後に力学試験の信頼性がないとの指摘をうけた。また低気圧装置が故障中のため実験はおこなえなかった。このため屠殺後2週間以内に力学試験を行うこととして、次のようにプロトコールを変えた。 1)卵巣摘出ラット(OVX)の高気圧酸素療法と骨組成と骨強度。2)骨粗鬆症のある高血圧発症ラットSHRとWister KyotoラットWKRの高気圧酸素療法と骨組成と骨強度として継続して実験を開始した。
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