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1997 Fiscal Year Annual Research Report

副腎再生高血圧症の昇圧機序、とくに血管結合織蛋白質代謝亢進の関与

Research Project

Project/Area Number 08457420
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

中田 瑛浩  山形大学, 医学部, 教授 (50009495)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石郷岡 学  山形大学, 医学部, 助手 (20202989)
笹川 五十次  山形大学, 医学部, 講師 (80196146)
久保田 洋子  山形大学, 医学部, 助教授 (60125763)
Keywords副腎 / 高血圧 / コラージェン / エラスチン
Research Abstract

1)副腎再生高血圧ラットの高血圧慢性期では心のコラージェン、非コラージェン蛋白質の代謝が亢進しており、この現象がα受容体阻害剤の投与で抑制されるとともに降圧を見た。エラスチン代謝に異常はなかった。すなわち、心臓のコラージェン、非コラージェン蛋白質の代謝亢進が高血圧維持に関与していることが判明した。腸間膜動脈でも同様の結果をさらに著しく認められた。DOCAおよび飲料食塩水を投与すると、より早期に血圧は上昇し、副腎再生も強力に生じて血管床の大部分を占める腸間膜動脈のこれらの蛋白質代謝が亢進した。β受容体阻害剤では高血圧は正常化されず、α受容体阻害剤で血圧下降と非コラージェン蛋白質の代謝亢進が認められた。すなわち、コラージェン代謝亢進が高血圧維持に影響を持ち、α受容体阻害がそれを抑制することが明らかとなった。
2)ヒトの腎動脈、精巣動脈についてコラージェン、非コラージェン蛋白質、エラスチンの含量を測定した。高血圧患者の精巣動脈は中の非コラージェン含量は正常血圧のそれに比し有意に高く、血圧と非コラージェン蛋白には正の相関が認められた。ヒトでは精巣動脈の非コラージェン蛋白質の代謝亢進と血圧上昇が関係していることが示された。
3)原発性アルドステロン症患者および無機能性副腎皮質腺腫の副腎部分切除をフォローした。ヒト副腎のin vivoでの再生には約11ケ月を要することが、画像、内分泌検査により示された。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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