1997 Fiscal Year Annual Research Report
頭頸部癌の増殖・転移活性に関する免疫組織学的ならびに生化学的研究
Project/Area Number |
08457454
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
村上 泰 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (20095657)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 希 京都府立医科大学, 医学部, 助教授 (40079752)
丁 剛 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (00285272)
平田 行宏 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (40295655)
河田 了 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (40224787)
久 育男 京都府立医科大学, 医学部, 助教授 (50181087)
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Keywords | E-カドヘリン / α-カテニン / カテプシンD / デスモグレイン / 4型コラゲン / MMP-2 |
Research Abstract |
(1)細胞接着因子についての検討 1)E-カドヘリン抗体を用いて免疫組織学に染色し、膜性に発現するものを陽性として転移との関係を検討した結果、陽性群で有意に転移頻度が低かった。 2)α-カテニン抗体を用いて同様に検討した結果、E-カドヘリンと同様の結果が得られた。 3)カテプシンDについて同称に検討した結果、前二逆に陽性群(細胞質性染色)で転移頻度が高かった。 4)デスモグレインについて同様に検討した結果、陽性群で転移頻度が低かった。 (2)癌巣周囲膜因子についての検討 1)4型コラゲン抗体を用いて免疫組織学的に染色し、連続性に発現する群と断続性発現群とを比較すると、断続性発現および非発現群で有意に転移頻度が高かった。 2)MMP-2の組織内濃度を生化学的に検討した結果、濃度の高い群で有意に転移頻度が高かった。
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