1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08457489
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
山田 好秋 新潟大学, 歯学部, 教授 (80115089)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山村 健介 新潟大学, 歯学部, 助手 (90272822)
配島 弘之 新潟大学, 歯学部, 助手 (20272833)
河野 正司 新潟大学, 歯学部, 教授 (50014098)
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Keywords | 嚥下 / 咀嚼 / 摂食機能障害 / ウサギ / 神経生理 |
Research Abstract |
摂食・嚥下機能障害を誘発する原因として脳機能の障害・末梢性神経機構の異常・筋機能の低下・嚥下器官の基質的障害などが考えられる。本研究では末梢性神経機構に焦点を絞り実験計画を立てた。今年度は基礎データの収集を目的とし、ヒトの嚥下障害の客観的な評価を行い、これを基にウサギを実験モデルとした慢性実験系の整備を行った。 ヒトの嚥下を観察するため、筋電図法に超音波断層撮影法を併用することで検討したが、超音波では十分な画像が得られないため、レントゲンビデオ造影法を採用した。最初に、レントゲンビデオ造影法に使用する検査試料の検討を行った。増粘剤を基材としてバリウム製剤を種々の比率で加え、日常食される食材と類似した物性の試験試料を数種類試作した。この試料をレントゲンビデオにより画像として記録し、これとは別に咀嚼筋筋電図を導出して、両者を比較することで嚥下の動態を解析した。この結果は平成9年3月の日本顎機能学会学術大会で発表する。 次に、嚥下障害者のレントゲンビデオの観察結果と、前述の結果を基に慢性動物実験方法の検討を行い、筋電図・下顎運動軌跡・中枢神経活動記録に必要な慢性電極の設置方法の改善と記録装置の増設を行った。舌運動を記録するため、筋電図の導出または舌の運動を電気的に計測する方法を検討したが、現状では有効な手段は見いだせなかった。動物用レントゲンビデオの必要性が示唆された。新たに構築した慢性実験系で咀嚼時の筋紡錘の発火様式、閉口筋・開口筋の興奮性の変調などの咀嚼・嚥下に関する基本的な生理的特性を解析した。その結果は、平成8年10月の歯科基礎医学会学術大会で発表し、平成9年3月の生理学会学術大会で発表の予定である。
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[Publications] Yamada,Y.: "Possible factors which may affect phase durations in the natural chewing rhythm." Brain Res.706. 237-242 (1996)
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[Publications] Takata,Y.: "Quantit evaluation of tonic vibration reflex(TVR)in masetter muscles." J.Oral and Maxillofacial Surg.54. 1307-1313 (1996)
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[Publications] Meng,Y.: "Effects of food consisitency on chewing pattern in freely moving rabbits.21GC03:Jpn.J.Oral Biol." 38. 49-56 (1996)
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[Publications] 牛腸哲也: "咀嚼運動時における中脳路核神経活動のスペクトル解析" 顎機能誌. 2. 189-193 (1996)
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[Publications] 井上誠: "睡眠時における咬筋運動神経の興奮性の変調" 歯基礎誌. 38. 196-196 (1996)
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[Publications] Yamamura,K.: "Factors which may possibly affect activities of muscle spindle afferent of jaw closing muscles during mastication in freely behaving rabbits." Jpn.J.Physiol.46(Suppl.). s141-s141 (1996)