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1996 Fiscal Year Annual Research Report

運動が防衛体力に与える影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08458014
Research InstitutionUNIVERSITY OF TSUKUBA

Principal Investigator

河野 一郎  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (00132994)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 赤間 高雄  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (60212411)
Keywords運動 / 免疫 / 防衛体力 / NK細胞 / サイトカイン
Research Abstract

防衛体力はヒトの健康を維持していく上で重要な機能である.この防衛体力への運動による影響を、運動負荷により防衛体力の指標の変化を、ついでその制御に関連すると考えられる情報伝達物質の動態を検討した.健康な成人を対象としてエルゴメーターを用いた定量的運動負荷を行ない各種の防衛体力の指標の変化を測定した。防衛体力の指標としては、生物学的ストレスに対する低抗力として好中球機能および細胞性免疫機能、恒常性の維持の指標として血液血球成分、電解質、尿中の電解質、浸透圧、細胞成分を測定した.これにより、急性の運動負荷により好中球機能なかでも活性酸素種産生能が影響を受けることが示された.また、NK細胞活性は急性の運動負荷により一過性に上昇し、その後前値よりも低下後、元の値に戻ることが明らかとなった.また、唾液中IgAが、運動の強度により変化することも明らかとなった。唾液中IgAは非侵襲的に得ることができるためスポーツ現場での防衛体力の指標としての有用性が示唆された.同時に、測定した内分泌系のホルモンの動態との関連性を分析中である.運動負荷による防衛体力に関連する制御機構を探るために血液中の神経・内分泌系の惰法伝達物質およびサイトカインを同時に測定した.この結果サイトカインは運動負荷により他の免疫機能の指標とほぼ平行して変動することが明らかとなり運動による防衛体力に及ぼす影響の機序に関与していることが示唆された.

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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