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1996 Fiscal Year Annual Research Report

ストレスタンパク質からみた身体運動の評価

Research Project

Project/Area Number 08458016
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

跡見 順子  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90125972)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水野 一乗  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (70251337)
八田 秀雄  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (60208535)
Keywords運動 / ストレスタンパク質 / HSF / HSE / ゲルシフト / in situ hybridization
Research Abstract

運動が適度であるかストレスとなっているかの生理生化学的指標は明らかになっていない。運動の強度,時間などにより生体の生理学的反応は異なるが生体へのストレスの負担度を明確に示す指標がないのが現状である。また運動への適応能,ストレス反応の生じる閾値には大きな個人差が生じる。これらを統一的に理解するためには脳を含め身体の各臓器にかかる負担度を共通の指標で解析できると都合がよい。現在,様々なストレスによってストレスタンパク質が誘導され組織や細胞に防御を与えることが明らかにされてきている。よって本研究では,ストレスタンパク質を指標として運動を評価することを目的とした。
これまでに,ラットをトレッドミル上で強制走行させ,その運動直後にストレスプロテインが誘導されることが35S-メチオニンを用いたタンパク合成を検出する方法から推測された。このことよりストレスプロテインが運動の指標となるのではないかと考えられる。
さらに我々は,運動によって発現するストレスタンパク質を統一的に理解するために,ストレスタンパク質の遺伝子に共通に存在するHSEに結合する転写因子である熱ショック因子(HSF)に着目した。現在はHSFが熱ショックによって結合するという現象を応用し,ゲルシフト法,及び組織内で発現を観察するためにin situ hybridization法で運動によるストレスプロテインの誘導の検出を試みている。
今後,それらの方法で検出が確認された後,臓器間での誘導の差異,運動強度での誘導の差異,またヒトにおけるHSPの発現を検出していきたいと考えている。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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