1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08458030
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
安岡 高志 東海大学, 理学部・化学科, 教授 (90096272)
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Keywords | 大学教育 / 自己評価 / 教員評価 / 学生による授業評価 / 年齢別授業評価 / 教育評価 / 基礎学力と授業評価 / 授業評価の性質 |
Research Abstract |
課題名が「大学の自己評価-教員評価のための授業評価-」であり、研究の方向は「教員評価はどうあるべきか」と「授業評価の基礎的な性質」についての2面となる。「教員評価がどうあるべきか」については最初に大学教員に期待されることを明らかにする必要があるとの考えの基に、大学教員が身につけていなければならないことを洗い出した。一方、学生が教員に要求することについて調査を行い、大学教員が身につけるべきことと、学生の要求の比較検討を行った。 「授業評価の基礎的な性質」に関しては1996年度は主に学生の基礎学力と授業評価の総合評価の関係について検討を行った。この結果、学生の基礎学力と授業評価の総合評価の間には一定の傾向、あるいは顕著な関係は見られなかった。しかし、基礎学力が低くなるにしたがって、より多く担当教員の個性による評価の幅が大きくなる傾向が見られた。特に授業に興味が持てたかどうかが授業評価の総合評価に大きく影響しており、興味を引く授業展開をする能力が必要である。 一方、年齢と授業評価の総合評価の関係を見ると全体として、年齢が高くなるにしたがって、総合評価が低下する傾向が見られた。この原因を探るために、授業評価の小項目について、30歳代と60歳代の教員について比較を行ったところ、両者に差が大きく、60歳代の教員の評価が低かった項目は「話し方、板書の仕方、学生の授業酸化」であった。今後はこれらの項目のどの部分に差があるかということを明らかにし、その対策を検討するとともに、教員評価のための授業評価としては単に総合評価を見るだけに止まることなく、目的により、各評価項目をどのように用いるか検討する予定である。
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