1997 Fiscal Year Annual Research Report
高度情報化に対応する障害児教員養成カリキュラムとマルチメディアモジュールの開発
Project/Area Number |
08458041
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Research Institution | The National Institute of Special Education |
Principal Investigator |
棟方 哲哉 国立特殊教育総合研究所, 主任研究官 (70229938)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川淵 明美 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (30195135)
詫間 晋平 東京学芸大学, 第4部, 教授 (20012552)
中村 均 国立特殊教育総合研究所, 教育工学研究部, 研究部長 (00106155)
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Keywords | マルチメディア / CD-ROM / インターネット / 教師教育 / コンピュータ / 教育工学 / 特殊教育 |
Research Abstract |
平成9年度は、前年度に開発された特殊教育におけるコンピュータ等の情報機器の活用に関する教員研修をより充実させることを目的とした教師教育用マルチメディアモジュールの充実を計ったほか、作成したマルチメディアモジュールを有効に活用するための赤外線リモートコントロールセットを開発した。 具体的には、マルチメディアモジュールに加えた情報は、第7回心身障害児教育財団主催の特殊教育学習用ソフトウェアコンク-ルに入選した19作品である。入力された情報は、作品名、作品のねらい、教材としての工夫点、対象となる児童生徒、障害種別、児童生徒の操作の方法、使用効果などである。教材はHTML(Hyper Text Markup Language)を使って記述され,学習者はコンピュータのマウスを操作することで各自の興味に従って教材に含まれる映像や資料を表示させることができる。 赤外線のリモートコントロールセットには、コンピュータの標準入力装置、すなわちキーボードとマウスの機能を代替する情報入力インターフェースの規格であるGIDEI:General Input Device Emulating Interfaceを採用した。制御用のコンピュータにはParallax社のBASIC Stamp IIを利用した。 今後は、継続的な教材配布体制の確立と、急速に普及しつつあるインターネットの教育活用を考慮したカリキュラム、高度マルチメディアモジュールの開発が急務であると考えられた。 研究成果について、平成8年度〜平成9年度科学研究費補助金(基盤研究(B)(2) 研究成果報告書「高度情報化に対応する障害児教員養成カリキュラムとマルチメディアモジュールの開発」(平成10年3月)を作成した。
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[Publications] 棟方哲哉: "特殊教育に果たすマルチメディアの役割" ドリコムアイ. Vol.184. 124-127 (1997)
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[Publications] 棟方哲哉: "特殊教育用自作ソフトウェアを紹介するCD-ROM." 実践障害児教育. Vol.296. 28-28 (1998)
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[Publications] 中村、小孫、棟方、ほか: "特殊教育における教育工学に関する調査研究(VII)." 国立特殊教育総合研究所研究紀要. Vol.25. 15-25 (1998)