1997 Fiscal Year Annual Research Report
教員養成大学における環境教育プログラムの開発に関する研究
Project/Area Number |
08458042
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
尾崎 文彦 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (00007246)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 敏行 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (80196526)
相原 正義 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (10271719)
新里 光代 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (70002532)
上野 洋子 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (10002552)
井上 平治 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (70002540)
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Keywords | 環境教育 / 教員養成大学 / 真のコスト / 包装容器リサイクル法 / ダイオキシン / 環境ホルモン / 水質汚染 / 環境保全対策 |
Research Abstract |
教員養成系大学に一般教育に活用する環境教育テキストを作成するために,平成9年度は以下の研究を行った. 1.環境教育プログラムの開発理念に関する研究 主としてインターネットによる文献検索,国内外の環境教育関連の文献および環境保全活動事例の資料収集の他,関係図書による文献調査を行い,特に環境および環境問題の規定,環境保全思想に関わる理論的分析を進めてきた. 2.地域的環境教育プログラムの開発に関する研究 独自の環境教育プログラムとして,生産から消費に至る環境破壊コストと環境保全対策に要するコストによる真のコストの検討,自治体のゴミ行政および包装容器リサイクル法施行後の状況や課題,ダイオキシン汚染の現状と発生防止対策,塩素含有プラスチックの塩素量,環境ホルモンの生態系への影響,都市河川の水質汚染状況,閉鎖水域湖沼の環境保全対策調査等に関する調査およびデータ収集を行った.これらの研究成果の一部は論文等による公表を行った. 3.大学の授業による実践的検証 上記1および2で得られた成果をもとに,仮説的に作成した環境教育プログラムを研究代表者および研究分担者で担当している大学の授業「環境教育入門」で実践し,教育的効果を検証した.授業後のアンケート調査によれば,一連の授業によって受講生の環境問題に関する問題意識の深まりが見られた.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 相原 正義: "手賀沼浄化・ナウ" ウィ・ラブ・手賀沼(財団法人・千葉県環境財団). 2号. 2-5 (1998)
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[Publications] 尾崎,文彦: "プラスチック家庭廃棄物の分別 -ダイオキシン防止のために-" 家庭科教育. 71・11. 87-93 (1997)