1997 Fiscal Year Annual Research Report
3次元画像の認識・生成および映像世界の体験に基づく発想支援環境の構築
Project/Area Number |
08458077
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Research Institution | NAGOYA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
鳥脇 純一郎 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30023138)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 健索 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10293664)
斉藤 豊文 名古屋大学, 難処理人工物研究センター, 助教授 (40235057)
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Keywords | 発想支援 / バーチャル・リアリティ / 仮想現実 / 3次元画像 / 画像生成 / 映像処理 / 画像認識 |
Research Abstract |
本研究では、3次元画像を媒体とする新しい発想支援環境を構築するためのツールを開発し、実際に体験実験を行った。ここで3次元画像は、ボクセル構造の3次元ディジタル画像および形状モデルを用いて定義される仮想的3次元空間に分かれる。 (1)3次元画像の認識 ボクセル構造画像を対象として、3次元濃淡画像の構造を抽出し、可視可するツールをいくか開発した。具体的に、濃淡画像の細線化、3次元線図形の特徴としての集中度の定義と集中度フィルタ3次元画面上の突起部検出、3次元差分フィルタ、空間線図形の性質、等を含む。 (2)3次元画像処理エキスパートシステム 3次元画像から指定の図形を抽出する手順を自動生成する画像処理エキスパートシステムとして我々が先に開発した3DIMPRESSを線図形、および、画図形の抽出手順を共に生成できるように拡張した。 (3)仮想3次元空間の操作モデル 計算機内に作られた仮想3次元空間の仮想物体を、実世界の手と道具を用いて操作するための基本アルゴリズムを導出し、実験的に有効性を検証した。実空間の操作ツールとして、手袋型デバイス、および、3次元ポンティングデバイスを用い、仮想物体の把持、移動、変形などの実現に必要なアルゴリズム(例えば片手、両手把持判定、物体移動法、物体変形法、など)を導いた。また、実際に仮想空間システムを実現し、本方法の有効性を検証した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 鳥脇純一郎: "メディカル・ビジョン-マルチメディア環境における医用画像処理の新展開" テレビジョン学会誌. 50・10. 1431-1434 (1996)
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[Publications] 鳥脇純一郎: "仮想弾性物体の対話操作のためのモデル化と実現" 電子情報通信学会論文誌. J79-A・11. 1919-1926 (1996)
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[Publications] 鳥脇純一郎: "仮想彫刻システムを用いた版画画像の生成" 画像電学会誌. 26・4. 325-332 (1997)