1998 Fiscal Year Annual Research Report
都市環境データベースとその意味的検索システムに関する研究
Project/Area Number |
08458089
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Research Institution | KYUSHU INSTITUTE OF TECHNOLOGY |
Principal Investigator |
河口 英二 九州工業大学, 工学部, 教授 (90038000)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新見 道治 九州工業大学, 工学部, 助手 (20269088)
野田 秀樹 九州工業大学, 工学部, 助教授 (80274554)
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Keywords | 都市環境 / データベースの統合化 / 3次元データの復元 / 知識データ / 矛盾の解消 |
Research Abstract |
本研究は都市環境を意味的に記述することに主眼をおき、非専門家にも簡単に都市環境に関するデータベースにアクセスできるような「環境データベース」の構築を最終目標とする基礎研究である。 本年度実施した具体的なテーマは、1.都市構造物モデルの作成、2.音声インターフェイスに関する研究、3.情報検索システムのモデル化の研究 等であった。 (1) 都市構造物モデルの作成 都市構造物は多様で複雑である。従って構造物を、モデルユーザの自然性を損なわない範囲で如何に単純化したモデルが作れるかが問題となる。本年度の研究は、一般の建物を立法体で近似することを基本にして、壁面に簡単な窓枠をはめ込めるようなモデルとした。 しかしながら、このような簡単化では、質の高いデータを作成することは出来ず、単に建物の所在や、地上高を大まかに再現できる程度のものに留まった。 (2) 音声インターフェイスに関する研究 本研究の目標の一つとして、都市環境のモデル世界の中のウオークスルー機能がある。このような場合のコマンドインターフェイスとして音声は好ましいものであり、さらに、発声者を識別しながらコマンドにレスポンス出来る機能が実現できれば便利である。このような観点から本年度は話者識別のシミュレーションを行った。 (3) 情報検索システムのモデル化の研究 情報検索を意味的に行うためには、「意味の違い」を定量的に計る仕組みが必要となる。本年度は意味構造記述式モデル(SD-Form Model)による、知識データを利用する一般的な自然言語の意味差の計算アルゴリズムを開発した(Prologによる)。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Hideki Noda: "An Inprovemetn Text-Independent Speaker Verification Using Seguential Decision" Proceedings of 7th IEEE International Workshop on Robot and Human Communication. Vol 1. 65-70 (1998)
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[Publications] Masahiro Wakiyama: "Computation algorithm of Semantic Difference Measure in the SD-Form Semantics Model" 情報処理学会論文誌. 40・3. 1065-1079 (1999)