1997 Fiscal Year Annual Research Report
分散情報ネットワークにおける情報資源発見機構の開発研究
Project/Area Number |
08458091
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Research Institution | National Center for Science Information Systems |
Principal Investigator |
安達 淳 学術情報センター, 研究開発部, 教授 (80143551)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大山 敬三 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (90177022)
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Keywords | 名前管理 / WWW / URL / マルチメディアデータベース / データベース / HTTP / 電子図書館 |
Research Abstract |
本研究は、広域ネットワークに分散する情報情報システムにおいて、電子文書などの情報資源にアクセスする際の名前管理、名前の解決の大局的な方式の提案と実証を目的としている。ここで、情報資源とは具体的には文書、ファイル、画像等のマルチメディアデータベースシステムに格納されるオブジェクトを念頭においており、本研究では、WWWで使われるURLに対しURS(Uniform Resource Specification)という情報資源の属性を記述する記法を提案した。本研究は、分散ディジタル図書館システムの構築の基礎となる研究である。 研究の第二年目として、プロトタイプ実装環境を作成した。名前解決サーバの基本動作はURSを与えてそのURIを返すものであり、昨年に引続きソフトウェアの実装を行い、実際に動作させて評価を行った。 本研究のソフトウェアはclient-serverモデルの元で動作するので、サーバにアクセスするためのプロトコルを定める必要がある。これには、基本的にはデータベースの問い合わせ言語に基づくプロトコルを援用でき、SQLた現在広く使用されている。しかし本研究では重負荷のclient-serverネットワークに適合した、より軽量のアクセスプロトコルの開発を行う。ANSIZ39.50を基礎としたものを採用することを念頭において検討した。 購入したワークステーションとLAN環境で、名前解決サーバの動作の検証を行った。特に、他のシステムと協調できるようなインターフェースの柔軟さに配慮して設計し、実装するようにした。 以上の研究から、名前解決のモデルの有効性を結論づけことができると考えており、さらに評価を詳細に行うことが今後の課題である。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Adachi,Jun: "Dissemination of Japanese Academic Journals over the Internet" Proceeding of ISDL'97. 32-35 (1997)
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[Publications] 安達淳, 松村敦: "分散電子図書館における情報アクセス機構" 情報処理学会第55回全国大会講演論文集. (1997)
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[Publications] 松村, 池田, 高須, 安達: "構造化インデクスを用いた情報検索システム" 情報処理学会シンポジウム論文集. Vol.97,No.11. 151-158 (1997)