1996 Fiscal Year Annual Research Report
3次元視システムによる遺伝子組み換えミニブタ受精卵作出システムの開発
Project/Area Number |
08508003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Section | 試験 |
Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
辻 隆之 国立循環器病センター研究所, 実験治療開発部, 部長 (00075764)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土肥 健純 東京大学, 工学部・精密機械工学科, 教授 (40130299)
安水 洸彦 山梨医科大学, 産婦人科, 助教授 (80107705)
藤里 俊哉 国立循環器病センター研究所, 実験治療開発部, 室長 (60270732)
佐田 正晴 国立循環器病センター研究所, 実験治療開発部, 室長 (20162399)
宮脇 富士夫 国立循環器病センター研究所, 実験治療開発部, 室長 (50174222)
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Keywords | 3次元視顕微鏡 / ミニブタ / 受精卵保持システム / マイクロインジェクション / 遺伝子組み換え / 異種移植 |
Research Abstract |
遺伝子組み換えミニブタの作出システムに関して、平成8年度に試作した機器は以下のようなコンポーネントである. 1.受精卵体外環境計測・維持システムの一部(ハウジング) 2.受精卵マイクロ保持システムの一部(マイクロポケット板) 3.3次元視高倍率顕微鏡下卵操作システムの一部(3次元視高倍率顕微鏡) すなわち、本年度は受精卵の体外環境を維持するために以下に述べる保持システムを組み込んだハウジングをプラスチックで作成し、燐酸バッファ溶液を循環させる回路を試作した。受精卵マイクロ保持システムをステンレス薄板とマイクロポーラス板を使用して作成した。すなわち、内径150ミクロンで底面に穴の空いたマイクロポケットをICエッティング技術で試作し、表面を緻密層でコーティングしたマイクロポーラスガラス薄板をサンドブラス法で掘削し、ほぼ内径150ミクロンのマイクロポケットを作成できたことを、電子顕微鏡などで確認した。さらに強拡大3次元視顕微鏡を試作し、それでミニブタ受精卵を観察した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 井内康浩,辻 隆之,他: "マイクロポーラスセラミックスを応用した流れ場" 第7回バイオエンジニアリング学術講演会講演論文集. 96-29. 158-159 (1996)
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[Publications] 井内康浩,辻 隆之,他: "マイクロポーラスガラスを用いた受精卵固定器の開発" 第12回ライフ・サポート学会大会講演論文集. 208-208 (1996)
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[Publications] 藤里俊哉,辻 隆之,他: "マイクロポーラス構造をもったバイオマテリアル" 第9回バイオエンジニアリング講演会講演論文集. 96-48. 7-8 (1996)