1996 Fiscal Year Annual Research Report
レーザ応用画像計測による流速とスカラー量の2次元瞬時同時測定法の開発
Project/Area Number |
08555056
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Section | 試験 |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
高城 敏美 大阪大学, 工学部, 教授 (40029096)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 進一 大阪大学, 工学部, 助手 (70263209)
小宮山 正治 大阪大学, 工学部, 講師 (40178372)
岡本 達幸 大阪大学, 工学部, 助教授 (40127204)
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Keywords | レ-リ散乱 / 2次元温度速度同時測定 / 乱流拡散火炎 / 火炎の伸張 / 温度消散率 |
Research Abstract |
1.微小時間差で二回のパルス光を発振するNd : YAGレーザと二台のCCDカメラを利用し,レ-リ散乱法による二次元瞬時温度分布測定を行うと同時に,得られた二枚のレ-リ散乱強度画像を用いて,相互相関法により二次元瞬時速度ベクトル分布を求めるレ-リ散乱画像流速測定法を提案し,乱流拡散火災に適用した.得られた温度および速度の二次元分布より渦度,せん断歪み速度,歪み速度テンソルの法線方向成分および温度消散率の二次元分布を同時に求めることを可能とし,その結果を示した. 2.速度せん断層で火災帯が中心軸内向きに傾斜をもつ場合には歪み速度テンソルの法線方向成分のうちの-n_xn_y∂u/∂y項が正の値をとる傾向があり,火炎帯を引き延ばすため,温度消散率の高い層が二つに接近して存在する.この領域では熱の消散速度が速く,温度低下を誘引する.一方,-n_xn_y∂u/∂y項が正の大きな値を占めない火炎帯では,火炎帯の半径方向幅は比較的厚くなる傾向があり,温度消散率は低い値をとるか,もしくは高い領域が離れて存在し,熱の消散速度が火炎帯の温度低下を生じさせる効果は少ない.
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[Publications] 宮藤章: "レ-リ散乱による瞬時2次元画像計測(第2報:乱流拡散火炎の局所火炎片特性)" 第34回燃焼シンポジウム講演論文集. 578-580 (1996)
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[Publications] Miyafuji,A.: "Simultaneous Measurements of 2D Temperature and Velocity Profiles in Turbulent Diffusion Flames by Rayleigh Scattering" Proc.the first Asia-Pacific Conference on Combustion. (1997)