1998 Fiscal Year Annual Research Report
鉛直・水平二方向同時加振性能を有するドラム型遠心の試作
Project/Area Number |
08555124
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
日下部 治 東京工業大学, 工学部, 教授 (40092548)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野本 寿 西松建設, 技術研究所, 部長
GURUNG Sukh 広島大学, 工学部, 助手
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Keywords | 計測 / スリップリング / ドラム遠心 |
Research Abstract |
平成10年度は,遠心模型実験装置の排水経路および計測用スリップリングの整備を行った.これにより,地盤内に設置したセンサーによる計測が可能となった.また,振動実験を行うにあたり,既存のビーム型遠心模型実験装置を用いて,模型め寸法の影響を比較するための補強土斜面の実験を行った.その結果得られた結果を以下に示す. 1) 補強材敷設長さが短くなると、補強領域が一体化し、この部分の滑動およびせん断変形によって水平変位が決まる。 2) 敷設長さを長くすると、補強領域の滑動およびせん断変形を抑制するが、敷設間隔には依存しない。 3) 敷設長さの短い場合、敷設間隔を密にすることにより、補強歯域の局所的なせん断変形を抑制する。 4) 振動中、補強領域では水平変位が卓越し、未補強領域では補強領域の水平変位による落ち込みが見られる。 5) 補強領域と未補強領域の境界背後で最大の沈下を生じる。
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