1996 Fiscal Year Annual Research Report
流域総合管理のためのオンライン分散型データベースシステムの開発
Project/Area Number |
08555130
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Section | 試験 |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高棹 琢馬 京都大学, 工学研究科, 教授 (30025895)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立川 泰人 京都大学, 防災研究所, 助教授 (40227088)
堀 智晴 京都大学, 工学研究科, 助教授 (20190225)
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Keywords | 流域管理 / データベース / リモートセンリング / 土地被覆分解 / 亜素モデル |
Research Abstract |
本研究の目的は,流域場およびそこで生起する水文現象を示すデータ(数値地図情報・衛星リモートセンシグ情報・AMeDAS・レーダ雨量形・地上雨量計・河川水位計などによる水文情報)の蓄積・検索技術と,流域場のモデリング技術を総合することにより,流域の水文学的情報を総合的に蓄積・加工・共有することのできるオンライン分散型データベースシステムを開発することである.具体的には,水文現象のモデルを含む総合的かつ立体的な流域場表現モデルの設計,それに適した水文学的データの整理・蓄積システムの開発,およびこれらのソフトウエア化を行なう. 平成8年度は,研究計画の初年度として,数値地形情報・衛星情報など流域場の形状・状態に関する基礎データから,主題情報,総合流域場情報を作成する技術の開発・総合を中心に検討を行なった.具体的な成果は以下の通りである. 1.土地被覆推定モデル,流域地形表現モデル,流出機構の要素モデルの重ね合わせとオンライン化に関する研究 既に本研究グループが個別に進めてきた衛星リモートセンシングデータを用いた流域土地被覆推定モデル,TIN-DEM形式による流域地形表現モデル,流出機構の要素モデルを重ね合わせるオンラインシステムの基本設計を行なった.さらに,これと併せて,各モデルの持つ時間的・空間的精度の関係を検討することにより,流域場総合情報の持つべきスケール水準を明らかにする. 2.主題情報・総合流域場情報を念頭においた基礎データの表現-保存形式の確定 目的別主題情報やそれを一体化した総合流域場情報を作成するたには,基礎データ間の時間的・空間的関係を中心とする関係記述情報が重要になる.そこで,1)で開発するシステムのの処理形態や精度関係に注意しつつ,基礎データの表現形式を検討した.
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Research Products
(1 results)