1997 Fiscal Year Annual Research Report
マイクロプロセッサ並列処理によるランダム疲労試験法の検討
Project/Area Number |
08555244
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
石塚 鐵夫 横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (50017927)
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Keywords | ランダム疲労 / ランダム荷重 / 荷重制御 / 疲労試験法 |
Research Abstract |
構造部材の疲労寿命の推定において、ランダム荷重による試験データが少ないため、一定荷重振幅試験の結果を基にしている場合が多い。使用構造物が複雑な不規則荷重を受ける環境におかれていることを考えれば、より実際的な条件での疲労試験データを基に疲労寿命の推定を行うべきである。そこで、本研究では急速に進歩したパソコンを利用したランダム疲労試験法の検討を行った。本年度は2年計画の最終年度で実施計画に基づき以下の成果が得られた。 1.鋼材の疲労寿命に関しては、応力繰返し速度の影響を比較的新無視できるので、ランダム荷重系列の発生手法として荷重のEnvelopeをシミュレートする方法が有効であることを示した。 2.ハードウエアの導入に適したパソコンの機種の選択を検討し、D/A,A/D,パルスモータコントロールボードを有するDOSV系を選んだ。 3.負荷装置は電気油圧式サーボ試験とパルスモータを利用した二種類について検討し、新制御方式のパルスモータ制御によるランダム疲労試験を可能にした。
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