1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08556027
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
宮川 秀俊 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (30181986)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
龍 昌治 愛知大学, 短期大学部, 講師
西村 治彦 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40218201)
浅田 茂裕 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (40272273)
谷口 義昭 奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (50240859)
橘田 紅洋 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20024010)
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Keywords | 木材 / 環境教育 / データベース / 生涯学習 / 木材利用 / 学校教育 |
Research Abstract |
社会全体に対し,循環資源としての木材や木材の果たす役割等について,正確な知識を教授したり理解を促したりすることが緊急かつ重要な課題となっている。すなわち,木材利用に向けての適切かつ効果的な環境教育を施すことが必要とされている。 本年度の研究では,木材利用と環境教育に関するデータベースを充実するために,木材研究・教育を行っている大学を対象にして,特に木材に関わる環境全般にわたって研究内容と教育内容の調査を行った。また,本研究の一貫として,小学校と中学校の教師ならびに大学生を対象に,木材教育と環境に関するアンケート調査を実施した。 調査方法は,全国の木材研究・教育に関わる69の大学と53の教員養成系大学・学部を対象にしたアンケート調査を行った。調査内容は,(1)環境かかわる木材研究,木材教育に関する研究成果,(2)環境を考慮した製品の開発,教材の開発等についての調査,(3)環境にかかわる木材に関連した取り組み,催し(イベント)の調査として,特に木材研究の面に回答しやすいように配慮した質問の内容にした。また,小学校と中学校の教師ならびに大学生を対象にした木材教育と環境に関するアンケート調査は,各々の専門教科と専攻科目に応じた質問項目を設定して行った。 アンケート調査の回収率は,木材研究に関わる大学が20%,教員養成系大学・学部が19%であり,得られた情報は,上記の(1)に関するものが40件,(2)に関するものが2件,(3)に関するものが8件であった。また,中学校技術科教師を対象にして行った調査では,「木材加工」領域を中心として積極的に環境教育が実施されていること,同じく中学生と大学生を対象とした調査では,環境問題に高い関心があること等が分かった。
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