1998 Fiscal Year Annual Research Report
免震構法による実大木質住宅の耐震性能向上技術の開発
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08556030
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Research Institution | Akita Prefectural College of Agriculture |
Principal Investigator |
飯島 泰男 秋田県立農業短期大学, 木材高度加工研究所, 教授 (10279507)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小泉 章夫 秋田県立農業短期大学, 木材高度加工研究所, 助教授 (40183040)
小松 幸平 京都大学, 木質科学研究所, 助教授 (20283674)
佐々木 光 秋田県立農業短期大学, 木材高度加工研究所, 教授 (50027158)
平嶋 義彦 名古屋大学, 農学部, 教授 (30208821)
鈴木 有 秋田県立農業短期大学, 木材高度加工研究所, 教授 (90027235)
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Keywords | 実大木質住宅の耐震性能免震構法 / 免震構法 / 自由振動 / スイープ / 卓越振動数 / 構造用木ダボ / スギ / ラッキング試験 |
Research Abstract |
1. 免震型実大木造住宅耐震性能の検証 (1) 実験の目的:新伝統構法で建設された免震型木造建物の振動特性と耐力特性を、各種の実験((1)常時微動測定/(2)引張自由振動実験/(3)強制加振実験/(4)静的水平加力試験)によって対比的に把握した。以上の実験を建設段階を追って繰り返し、各構造要素の寄与の程度を個別要素の力学特性と関連づけながら明らかにした。 (2) 建物:2階建、床面積:1階12坪、2階9坪の計21坪。構造計画は前年度建設棟と同一の壁配置とし、1階は2面に開放部を設け、2方向ともに偏心させた。2階は四隅にL型壁配置とするが、階段部方向に偏心させた。 (3) 実験結果:結果の詳細は現在とりまとめ中であるが、その一部は木材学会大会で発表する。 II. 木造住宅構成要素の性能試験 (1) ラッキング試験 実大実験住宅の実験結果の解析資料を得るために、各種ポード類を面材とした壁のラッキング試験を行った。結果の詳細は現在とりまとめ中である。 (2) 構造用木ダポによる接合材 木ダポによる構造材の仕口への適用試験を行った。その一部は木材学会大会で発表する。 III. 研究分担者による各種試験 各研究分担者による各種試験データのとりまとめを行った。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 小泉章夫,佐々木貴信,飯島泰男,ほか: "縦継ぎ接合具としての木ダボの引抜性能(第2報)ダボ径,被着材のヤング率,ダボ間隔およびダボ数の影響" 木材学会誌. 44(2). 109 (1998)
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[Publications] 佐々木貴信、小泉章夫、飯島泰男、小松幸平ほか: "木ダボによる構造材の縦継ぎ(第1報)ダボ列1層のときの曲げ性能" 木材学会誌. 45(1). 17 (1999)
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[Publications] 小松幸平ほか: "梁受け金物を併用した筋かい軸組壁体のせん断強度試験" 日本建築学会大会梗概集. (C-1分冊). 89 (1998)
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[Publications] 槌本敬大ほか: "各種構造用面材を用いた軸組耐力壁への耐力略算法の適用" 日本建築学会大会梗概集. (C-1分冊). 125 (1998)
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[Publications] 槌本敬大・岡崎泰男ほか: "木造軸組構法による筋違い耐力壁の動的破壊挙動" 日本建築学会大会梗概集. (C-1分冊). 147 (1998)
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[Publications] 鈴木 有ほか: "ラッキング試験による鉛直構面要素の対震性能評価 -木質軸組構法住宅の対震性能に関する実験的検討(その1)-" 日本建築学会大会梗概集. (C-1分冊). 249 (1998)
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[Publications] 鈴木 有、飯島泰男ほか: "引張自由振動実験による実験住宅の捩れ振動モードと偏心率との関連分析 -木質軸組構法住宅の対震性能に関する実験的検討-(その2)" 日本建築学会大会梗概集. (C-1分冊). 251 (1998)
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[Publications] 鈴木 有、飯島泰男ほか: "静的水平加力実験による実験住宅の水平耐力との構面要素耐力との関連分析 -木質軸組構法住宅の対震性能に関する実験的検討-(その3)" 日本建築学会大会梗概集. (C-1分冊). 253 (1998)