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1998 Fiscal Year Annual Research Report

臨床応用を指向したウイルスを直接検出する高感度アツセイシステムの構築

Research Project

Project/Area Number 08557152
Research InstitutionTokyo University of Science

Principal Investigator

東 隆親  東京理科大学, 生命科学研究所, 教授 (00028234)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松尾 克彦  東亜合成(株), つくば研究所, 主査
鈴木 日出夫  東亜合成(株), つくば研究所, 所長
伊藤 典彦  横浜市立大学, 医学部, 助手 (80264654)
内尾 英一  横浜市立大学, 医学部, 講師 (70232840)
大野 重昭  横浜市立大学, 医学部, 教授 (50002382)
Keywordsアデノウイルス / モノクロナール抗体 / 免疫センサー
Research Abstract

昨年度までに、アデノウイルスの種々の血清型を混合して免疫することにより、全での血清型アデノウイルスと交差反応するモノクロナール抗体を産生するハイブリドーマを得た。これらのモノクロナール抗体が認識するエピトープを決め、ELISAのサンドイッチ法でのウイルス検出に最も良い組合せのモノクロナール抗体を選んだ。これらの抗体を用いたEUSAで、幾つかの臨床検体を調べ、その結果を市販の検査キットと比較したが、感度および精度ともに優れていた。次に、これらの抗体および蛍光色素(ローダミン)をデキストランにカップリングし、ウイルスを凝集させて検出するシステムの構築の実験を始めたが、幾つかの問題点が浮き彫りになった。1つは、デキストラン/抗体/ローダミン重合体の非特異的吸着である。ウイルスを凝集させた後これを捕集する必要があるが、種々の素材の膜を試みたが、非特異的吸着が大なため、ローダミンの結合量を減少させるか、別の色素を検討することが必要となった。もう1つの問題点は,検査試料中のウイルス粒子の断片化である。このアッセイシステムはアデノウイルス粒子がおおよそ50nmの粒子であり、これを高凝集活性をもつ重合抗体で凝集させて検出することを基本としていた。しかしながら、試料中の断片は凝集反応を阻害するために、別の検出方法を検討する必要が生じた。現在ラテックスを用いた検出およびローダミン以外の色素使用を検討している。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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