1996 Fiscal Year Annual Research Report
3次元画像の生成と認識に基づく知的仮想化内視鏡システムの開発
Project/Area Number |
08558029
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Section | 試験 |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
鳥脇 純一郎 名古屋大学, 工学部, 教授 (30023138)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 純一 中京大学, 情報科学部, 教授 (30126891)
清水 昭伸 名古屋大学, 工学部, 助手 (80262880)
斉藤 豊文 名古屋大学, 工学部, 講師 (40235057)
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Keywords | 仮想化内視鏡 / 3次元画像 / 医用画像処理 / 気管支内視鏡 / 血管内視鏡 / ナビゲーション診断 / バーチャルリアリティ |
Research Abstract |
仮想化内視鏡システムのパイロットモデルを作成し、臨床例についても応用して実験を進めている。現在までに以下の機能を実現している。 (1)基本機能(a)セグメンテーション 3次元CT像から対象器官を抽出する機能であり、自動および対話的半自動で行える。(b)ナビゲーション 対象器官内を画像をみらがらマウスで操作して自由に移動できる。また、視点方向も自由に選べる。(c)特徴計測 対象器官の特徴量(面積、長さ、表面上の長さ、体積)を対話的に対象を選んで自動計測できる。(d)ディスプレイ ポリゴン生成および適当なシェ-ディングによって上記の操作の基礎となる陰影付き画像を表示する。 (2)拡張機能(a)高速表示 気管支のような木構造の場合には視点から可視部分のみを表示して表示速度を高速化する。(b)可変解像度表示 ポリゴンの個数および大きさを対象の複雑さに応じて可変にして高速表示を実現する。(c)器官名称の記入 気管支の場合には視点の現在位置から見てみえる枝の解剖学的名称を画面の上に自動生成する。(d)CT値重畳表示 器官の表面に、そこからある指定された範囲以内のCT値をカラーコーディングを用いて重畳表示する。(e)ワイヤ表示 器官の表面をポリゴンのエッジのみで表現することによって器官の外部も同時にみえるように表示する。 (3)実験 現在、実際の患者から得たCT像によって、気管支、血管、胃、腸、などに適用し、有効性を確認した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 安江正宏: "3次元胸部CT像における2,3の特徴量の計測" Medical Imaging Technology(日本医用画像工学会誌). 15(印刷中). (1997)
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[Publications] 平野靖: "胸部X線CT像における血管、気管支の3次元集中度を用いた定量化" Medical Imaging Technology(日本医用画像工学会誌). 15(印刷中). (1997)