1997 Fiscal Year Annual Research Report
新方式空気中トリチウム回収装置の提案とその性能実証試験
Project/Area Number |
08558055
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
西川 正史 九州大学, 工学部, 教授 (90026229)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本多 琢郎 日立製作所, 電力・電機開発本部, 研究員
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Keywords | 空気中トリチウム回収 / 貴金属触媒塔 / 吸着塔 / 同位体交換反応 |
Research Abstract |
申請者らは、貴金属触媒塔および水分吸着塔におけるトリチウムの挙動を化学工学的反応装置工学の観点から検討を加え、従来のシステム構成の順序を逆転させた新方式のトリチウム回収装置を提案した。本年度は新しくモレキュラーシ-ブ類を担体とした貴金属触媒を作成し、その吸着容量、吸着速度、トリチウム酸化速度、同位体交換容量、同位体交換反応速度を定量した。活性アルミナ担体よりトリチウム捕捉容量は大きいが、水分の吸着が進行するとともに反応速度の低下が甚しいことが確かめられた。 また、模擬炉室内に放出されたトリチウムのトリチウム濃度を計算するためのコード,TRITON QUEST,を作成した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] M.Nishikawa: "A New Arrangement for the Air Cleanup System to Recover Tritium" Fusion Technology. 31・3. 175-184 (1997)
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[Publications] K.Munakata: "Numerical Prediction of Tritium Behavior in Fusion Power Plant" Fusion Technology. 32(印刷中).