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1996 Fiscal Year Annual Research Report

孤独感を低減させる社会的スキル訓練の効果に関する実験社会心理学的研究

Research Project

Project/Area Number 08610112
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionTokyo Gakugei University

Principal Investigator

相川 充  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10159254)

Keywords孤独感 / 社会的スキル訓練 / UCLA孤独感尺度 / 会話維持スキル / 自尊心尺度 / セルフ・エフィカシ-尺度 / ロールプレイ
Research Abstract

本研究の目的は、孤独感の高い人達に社会的スキル訓練を行い、孤独感を低減させることができるかどうか実験社会心理学の観点から検討することである。この目的のために、社会的スキル訓練を実施する実験群と、訓練をするように見せかけるが訓練は行わない統制群を設定し、両群の比較を通じて訓練効果を査定した。具体的には以下のように行った。
1.女子大学生480人にUCLA孤独感尺度を実施し、高得点者より順に訓練実験への参加を要請した。22名が参加を希望したが最終的には18名(孤独感得点m=53.89,SD=5.40)が残った。
2.社会的スキル訓練用のビデオテープを作成した。モデルが、訓練で取り上げる個々のスキルを演じ、これを録画し、編集した。
3.訓練実験への参加を承諾した被験者を実験群と統制群に9名づつランダムに配置した。
4.実験群の被験者を、個別に実験室に10回呼び、「人の話の聞き方スキル」、「自己表現スキル」「会話維持スキル」などについての訓練を実施した。
5.統制群の被験者には、社会的スキル訓練とは関連のない課題を、実験群の被験者と同じ場所で同じ訓練者が同じ時間行わせた。
6.従属変数として、(1)自尊心尺度、セルフ・エフィカシ-尺度等の自己評定尺度、(2)訓練後に、2回目のUCLA孤独感尺度、自尊心尺度などを実施した、(3)訓練最終日に、刺激場面を呈示し、どう振る舞うかロールプレイをさせ、その様子を録画した。そのテープを第三者に評定させた。
従属変数に関して、実験群と統制群の比較を訓練の前後で行ったところ、実験群においてのみ有意な孤独感の低減が認められた。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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