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1996 Fiscal Year Annual Research Report

自動車産業における日本的経営の国際化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08610230
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionSapporo Gakuin University

Principal Investigator

湯本 誠  札幌学院大学, 人文学部, 助教授 (00240169)

Keywords自動車産業 / 日本型生産システム / 日本的経営 / トヨティズム / 熟練 / 企業社会
Research Abstract

3年間の研究計画は,(1)トヨティズム(トヨタシステム)に関する研究,(2)海外企業におけるトヨティズム導入が労働者の職場生活等に及ぼす影響に関する研究,(3)職場レベルの実態分析と国際比較のための国内労働者調査データの解析の3点である。
初年度である今年度は(1)に重点をおいた研究をおこなった。主としてトヨタ労働者調査のデータを再解読,再構成すること通じて,ライン労働者にみられる独自の熟練とその形成システムについて検討した。この研究を通じて,それが今日いわれる企業社会化をもたらす最大の根拠となっていることが明らかになった。また,この研究を通じて,トヨティズムのもとでのライン労働に関する否定的見解と肯定的見解の対立は乗り越え可能であるという見通しが得られた。
今年度の研究の具体的成果は,以上の研究をまとめた論文である「トヨタの職場と企業社会」(400字詰63枚)を仕上げたことである。これは他の研究者との論文集に収録され,来年度前期中には出版される予定である。
来年度は,今年度の成果を生かして,諸外国(主として欧米)の自動車産業におけるトヨティズムの導入問題に関しては,熟練とその形成システムの問題を軸に検討するとともに,職場レベルの国際比較の作業のために,今までおこなってきた労働者調査のデータの整理と解析に重点をおく予定である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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