1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08610242
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
マ-フィ重松 スティーヴン 東京大学, 留学生センター, 助教授 (30262158)
|
Keywords | 留学生 / 異文化間教育 / オリエンテーション |
Research Abstract |
研究プロジェクト・計画のために以下の各分野が調査された。 1.<異文化教育プログラムの形成と実行> 毎週1回のセミナーが4週間にわたり東京大学留学生センターで開かれた。このセミナーでは、留学生一般またはセミナーに参加した特定の留学生達が、彼らの経験を基にどのように日本社会をとらえているかということがテーマとされた。留学生が関心を抱いている話題や、今後補充すべき点または問題となりうる分野等のデータが収集された。 2.<留学生が受けているオリエンテーションに関するアンケートの作成> 最初に何人かの留学生とのオリエンテーションに関する話し合いが持たれ、それらの意見を参考にアンケートの質問事項が作成された。また日本語コース・プログラムの各教授との話し合いでは、文化の違いからどのような問題がクラスで発生しているか等を、確認することができた。以上の結果・情報からオリエンテーション活動が開発された。 3.<留学生のためのチューターとして活動する日本人学生へのアンケート調査-その利点と問題点について>このアンケートは異文化間においてどのような異文化学習がチューターと留学生の間で行われているかを調査するものである。このアンケートの目的はより質の良い異文化学習の場・機会を提供することである。 4.異文化理解を促進するための新しい教育方法が、集中トレーニングセッションへの参加を通じて研究された。収集されたデータは諸国立大学にて活用され、日本人と留学生の双方により使用されるであろう。
|