1996 Fiscal Year Annual Research Report
水槽実験による高い流れ領域における堆積構造の発生研究
Project/Area Number |
08640565
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
八木下 晃司 岩手大学, 教育学部, 助教授 (90239731)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芦 寿一郎 東京大学, 大学院・理学研究科, 助手 (40251409)
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Keywords | 水槽実験 / 高い流れ領域 / 堆積構造 / 平坦ラミナ / リップル / フル-ド数 / インブリケーション / 粒子配列 |
Research Abstract |
平成8年度においては高い流れ領域で形成される平坦ラミナについて集中的に実験を行った。すなわち,高い流れ領域における平坦ラミナの形成過程については,二つのタイプが(あるいはプロセス)があることを見いだした.そのうち(1)レリーフの低い(比高1cm程度)長波長のリップルが平坦面をつくる細粒堆積物からなるラミナを被っていくタイプのもの,また(2)このようなレリーフを一切形成せずラミナを形成するもの,の二つのタイプである.しかしながら,フル-ド数は(1)の方が高く,(2)の方が低い.これら二つのタイプのものについて,それぞれの堆積構造を樹脂で固め,粒子のインブリケーションを測定した.両者にはインブリケーションの角度について明瞭な差異が認められた.これらの実験結果は地学雑誌(平成9年,6月号)に掲載されることになっている.
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