1997 Fiscal Year Annual Research Report
軟判定復合 を考慮した高速復合法の開発と符号構成に関する研究
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08650432
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
森井 昌克 徳島大学, 工学部, 教授 (00220038)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
毛利 公美 香川短期大学, 助手 (50281697)
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Keywords | 符号理論 / 復号法 / リ-ドソロモン符号 / 重み分布 / 最良符号 |
Research Abstract |
本研究では通信路の特性、および記録媒体の性質を考慮に入れた上での誤り制御符号の適用についての研究を行い、いくつかの成果を得た。各研究項目ごとに整理して研究成果を与える。 1.短縮RS符号の能力とその構成法 本研究項目では、短縮されたRS符号の能力について研究を行った。本年度は、短縮RS符号の限界距離以上のランダム誤り訂正能力を与えた。またその復号方法について考察した。 2.計算機を有効に利用した符号構成法の開発 本研究項目では、最良符号を構成するために必要となる符号の最小距離を求める効率的な方法を複数提案した。また提案した方法の有効性を検証した。 3.軟判定復号法に適した代数的高速復号法の開発 本研究項目では、多値符号であるRS符号においてビットレベルでの復号法、およびビットレベルでの能力を十分引き出す得る復号法について考察し、有効なRS符号のクラスおよび復号法を導出した。 以上の研究成果について、1に関して、平成9年5月の電子情報通信学会情報理論研究会にて発表し、2.については一部分において既に電子情報通信学会論文誌に掲載されている。また残りの部分においては平成10年5月での電子情報通信学会情報理論研究会にて発表予定である。また一部分は平成9年12月の第20回情報理論とその応用学会シンポジウムにて発表している。他についても電子情報通信学会情報理論研究会等で発表予定である。
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