1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08650443
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
榛葉 實 東京電機大学, 工学部, 教授 (30162803)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 孝 新潟大学, 工学部, 教授 (10143752)
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Keywords | 半導体レーザ / 周波数安定化 / 波長安定化 / エタロン |
Research Abstract |
半導体レーザは小型,軽量,変調が容易である等の点から光通信方式に広く用いられている.しかし,一方僅かな電流や周囲温度の変化で発振周波数が変動し,コヒーレント通信など今後の高度な通信においてはその周波数の安定化が必要である.従来は,周波数基準として一枚のファブリペロ共振器を用いていたが,共振のQの値が低く十分な特性ではなかった. そこで昨年度は,二枚のファブリペロ共振器を一組として一対の共振回路を構成し,一枚のファブリペロ共振器と比較して6倍ほど高い周波数弁別特性を得る事が出来た. 今年度はこの共振器対を用いて,尖頭値方式と反転方式の2種類の安定化方式について検討した.尖頭値方式では,回路構成は簡単であるが安定化の引き込み範囲が狭い欠点がある.一方,反転方式では回路構成が多少複雑になるが安定化の引き込み範囲が広く実用的であると考えられる. この共振器対を用いて実際に半導体レーザの発振周波数の安定化を行った.その結果,二枚のエタロンを用いた場合には一枚のエタロンを用いた共振器と比較して,安定化時のアラン分散の平方根が一桁程良好になる結果を得た.また,温度特性,角度特性についても検討したが,実用上はほぼ差し支えない事を確認した.
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Research Products
(1 results)