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1997 Fiscal Year Annual Research Report

年最大1・2・3日降水量の等質化とその非定常頻度分析

Research Project

Project/Area Number 08650595
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

寒川 典昭  信州大学, 工学部, 助教授 (90143990)

Keywords非等質性 / 非定常性 / パラメータ時系列 / 確率水文量 / 年最大1・2・3日降水量 / 前線 / 台風 / 低気圧
Research Abstract

本研究は,等質化した年最大1・2・3日降水量用いて,非定常頻度分析を実施したものである.得られた研究実績の概要は次の通りである.
1.パラメータ時系列の近似
1)実データとしては,長野,松本,飯田,諏訪,軽井沢の1964年から1992年までの29年分の前線,台風,低気圧毎,及び非分離の年最大1・2・3日降水量を用いた.
2)時間をtとした時,母集団と仮定したグンベル分布の尺度母数a(t),位置母数b(t)の5年移動部分標本の時系列(以下では,パラメータ時系列と呼ぶ.)を周期成分と傾向成分で近似した.
3)同様に,グルベル分布のパラメータ時系列をロジスチック曲線で近似した.
2.非定常な確率水文量の算定
1)1.2)で近似したパラメータ時系列を用いて,超過確率水文量を求め,確率水文量の時系列を描いた.得られた確率水文量の時系列は否定常性を示した.
2)1.3)で近似したパラメータ時系列を用いて,同様に超過確率水文量を求め,確率水文量の時系列を描いた.ここでも,得られた確率水文量の時系列は非定常性を示した.
3.パラメータ時系列の安定性の検討
本研究では移動部分標本の長さを5年とした.この時の安定性を,シミュレーションにより判断した結果,5年では不十分であり,原時系列が長くなれば更に長い移動部分標本を取る必要性があることが示された.

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 寒川 典昭・河上 岳史・吉永 幹太: "等質化した年最大1・2・3日降水量の非定常頻度分析" 信州大学工学部紀要. 第78号. 7-14 (1997)

  • [Publications] 寒川 典昭・吉永 幹太: "ロジスチック曲線を用いた年最大1・2・3日降水量の非定常頻度分析" 信州大学工学部紀要. 第79号. 1-11 (1998)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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