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1996 Fiscal Year Annual Research Report

水循環に対する人間活動のインパクトのモデル化とその流域水循環モデルへの導入

Research Project

Project/Area Number 08650605
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

椎場 充晴  京都大学, 防災研究所, 教授 (90026352)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 立川 康人  京都大学, 防災研究所, 助教授 (40227088)
堀 智晴  京都大学, 大学院・工学研究所, 助教授 (20190225)
Keywords人間活動 / 構造的モデリング / 水循環 / 水田 / 流域
Research Abstract

資源としての水の大きな特徴は他の資源と違ってそれが循環することにある。将来にわたる水資源計画や流域計画を考えていくためには、その基礎として流域の水の循環を数理モデルとして表現しなければらない。流域全体での水循環を考えると、人間活動の影響を無視することはできない。自然流域の水文現象しか扱うことのできないモデルだけでは目的を達することは不可能であり、人間が自然の水循環に及ぼす作用も含めて、流域全体の水循環を数理モデルとして構成する必要がある。流域水循環に人間が及ぼす作用は、森林伐採や都市化など人間による流域環境の改変による流況への作用と
・水工施設による流水の制御
・工業用水・生活用水など都市用水の河川からの取水、および農業用水の河川からの取水とその河川への還元といった時々刻々の流況への作用がある。これらが水循環に大きな影響を与えていることは当然であるが、流域水循環全体のモデル化の中で、特に後者の作用が水循環を構成する一要素であるという位置付けは必ずしもされてこなかった。この水循環に対する人的作用を、水循環系の一部として積極的にモデル化し、全体の水循環モデルの中に取り込む必要がある。すなわち、降水・蒸発散・浸透・流出といった水文過程の各要素と同様に、人間活動による水循環への作用も水文過程の一要素ととらえ、水循環モデルの中の構成要素の1つとして位置付ける必要がある。以上の背景をもとに、特に時々刻々の流況への人的作用を水循環系の一要素としてモデル化することを目的とし、本モデルを、当該研究者らが従来より開発してきた構造的流出モデリングシステムの中の一要素として位置付け、流域全体の水循環モデルを構成した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 椎葉・立川・市川: "気象モデルと結合するためのマクロ水文モデルの構成法について" 水工学論文集. 41巻. 1109-1112 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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