1996 Fiscal Year Annual Research Report
会話型交通シミュレーションによる信号制御戦略の探索と学習
Project/Area Number |
08650626
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
久井 守 山口大学, 工学部, 助教授 (80110237)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田村 洋一 山口大学, 工学部, 助教授 (20035075)
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Keywords | 交通応答制御 / 人間の判断能力 / 追従現象 |
Research Abstract |
1.本研究の目的は、人間の優れた情報認識能力と情報処理能力を交通応答制御に応用し、人間の視覚的総合的な交通状況判断能力を制御を導入することを試みるものである。人間の判断能力を導入すれば制御の品質向上に寄与できるかどうかについて検討する。そのために一連の信号交差点の時々刻々の交通状況を人間が視覚的に判断しながら、系統制御に随時介入するというゲ-ミングシミュレーションを行う。これによって既存の交通応答型の系統制御よりも望ましい制御戦略を探索する。その制御戦略をニューラルネットワークで学習し、またはファジィ制御規則にまとめて制御戦略をモデル化する。 2.研究全体は、(1)ミュレーション・プログラムの作成、(2)信号交差点における交通流観測調査、(3)ゲ-ミングシミュレーションの実行、(4)制御戦略の分析と学習、(5)制御戦略の適用性の検討、および(6)まとめからなる。このうち、本年度は(1)および(2)を実施した。具体的には次の通りである。 (1)系統制御の交通流シミュレーションのプログラムを作成し、画面上に道路と信号灯器を表示し交通流を流すようにした。信号は規定値に従って動作するほかキーボードから随時変更できるようにし、会話形式でゲ-ミングができるようにした。右左折交通と交通需要の時間変動を考慮できるように改訂しているところである。 (2)シミュレーションは、車両の追従現象を考慮し1台1台を扱うものである。このシミュレーションでは交差点前後における車の挙動をできるだけ忠実に再現することが重要である。そこで信号交差点の停止線付近における交通流現象、特に発進停止に関連した現象をビデオカメラで観測し解析した。
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