1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08650655
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tohoku Institute of Technology |
Principal Investigator |
松山 正將 東北工業大学, 工学部・土木工学科, 助教授 (80085464)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐伯 吉勝 東北工業大学, 工学部・土木工学科, 技師 (10254814)
菊地 清文 東北工業大学, 工学部・土木工学科, 助手 (90128968)
花渕 健一 東北工業大学, 工学部・土木工学科, 助手 (40104137)
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Keywords | 環境測量 / 環境地図 / 環境資源情報 / 環境音 / 景観資源情報 / 測量情報 / 自然環境保全 / 環境教育 |
Research Abstract |
【研究の特色・独創的な点】 まちづくりなど開発行為に先立って実施される測量においてのみ可能な条件を生かし、現在の測量の角度と距離の観測による平面的地図情報に、実地各測点周囲の環境資源(景観・環境音・植生・小動物・微地形・微気象・土壌・水文・地質・常時微動・歴史や文化財関連構築物及び人物等)の観測情報を結合させて、測量情報と環境資源情報をパーソナルコンピュータ上で三次元マルチメディアの環境地図情報として表現する「環境測量データベースシステム」方式に特色がある。 これら研究の進歩度合いの概要について、箇条書きに記述する。 (1)研究対象地域とした、仙台城址本丸地域の地形図(縮尺1/250)作成とデジタル化は3図葉(1図葉の実地面積は150m×200m、地形図は60cm×80cm)まで進んでいる。 (2)景観資源情報に関する、景観撮影方法、可視領域分析方法、可視領域色彩把握方法についての基本的方法はほぼ整った。また、地形図上の測点と景観資源情報との結合もほぼ整った。 (3)環境音情報については、いま一番力点をおいている内容であり、自然環境音の観測を通して自然環境保全の評価指標としての可能性を検討中である。研究発表論文は、この環境音に関する内容で、地域の「地の音」を等価騒音レベルの値を用いて「等音線」で表現をこころみたものである。 したがって、次年度はこれらの情報をどのように発進していくかが課題となり、その準備を進めているところである。
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Research Products
(1 results)