1996 Fiscal Year Annual Research Report
塗床,張床における床下地面および床仕上面凹凸の評価方法に関する研究
Project/Area Number |
08650664
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
小野 英哲 東京工業大学, 工学部, 教授 (80108240)
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Keywords | 下地 / 塗床 / 張床 / 凹凸 |
Research Abstract |
床下地面凹凸と床仕上面凹凸との関連を定量的に把握するため、凹凸の寸法,形状を系統的かつ様々に設定した模擬床下地凹凸を作成し、塗床を仕上施工した時に発生する床仕上面凹凸の形状,寸法を計測し、両者の関係を解析した結果、塗床表面発生凹凸量は塗床材の収縮に依存すること、また下地への塗床材の浸透による床表面凹凸量は総塗圧には依存しないことを確認した。 また、実際の床下地面凹凸と床仕上面凹凸との関係を第1段階の成果を適用して、定量的に把握するため、まず測定装置を検討した結果十分な性能のものが見当たらないため、最小読取値0.01mm/mの精密水準器を搭載し、水平性,直線性の補正により、1000mm間での測定範囲において、水平性±0.1mm/M、直線性±0.1mm、位置分解能0.2mmの精度にて最大高低差80mm間の床表面形状を連続した波形データとして測定可能な床表面形状測定装置を設計・試作した。実際の床に900mm×900mmの正方形のエリアを指定し、この試験機によりXY方向それぞれ150mm間隔で6等分する7本計14本の床表面凹凸の断面曲線を測定し、床の水平度を把握するために、各測定ラインの絶対水平からの傾きを算出、また床表面凹凸を数量的に把握するため、しきい値を設け、隣り合う最大値,最小値の高低差とその間の幅を算出した(しきい値を変化させることにより異なる大きさの凹凸をとらえることができる。)。 この解析方法から実際の床表面凹凸を表す情報として、極大値・極小値の高低差,極大値・極小値間の幅,算出される値の3つを得た。
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Research Products
(1 results)