1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08650945
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Research Institution | TOTTORI UNIVERSITY |
Principal Investigator |
永井 純 鳥取大学, 工学部, 教授 (50025334)
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Keywords | カタラーゼ / マンガン / 耐熱性酵素 / Thermus / 遺伝子発現 / インクルージョンボディ / 変性再生 |
Research Abstract |
1.マンガンカタラーゼ遺伝子解析 マンガンカタラーゼの909塩基よりなる構造遺伝子のほか、大腸菌プロモーターならびにSD配列と類似の構造を含む上流386塩基、タ-ミネーター構造らしい部分を含む下流部分の102塩基の配列を最終的に決定して国際学会で発表した。この構造遺伝子塩基配列から推定された302残基のアミノ酸配列は、最近報告された乳酸菌のマンガンカタラーゼのアミノ酸配列と、相同性は34%に過ぎなかったが、4カ所について部分的に相同性の高い箇所があり、この部分からマンガン対イオンを含む活性部位の構造を推定した。 2.マンガンカタラーゼの大腸菌における発現 構造遺伝子部分のみを大腸菌の高発現プラズミドに組み込み、大腸菌で当該酵素の発現を試みたところ、外来遺伝子発現タンパク質がインクルージョンボデイとして得られた。これを塩酸グアニジンで変性可溶化後、マンガンイオンを加えて透析する事によって、可溶画分にカタラーゼ活性が認められた。この活性はアジドによる阻害度がヘムカタラーゼよりも低いこと、N末アミノ酸配列、サブユニット分子量、オリゴマー分子量、Vmax,KM値が好熱菌精製マンガンカタラーゼのものと一致することなどから、マンガンカタラーゼ遺伝子の発現タンパク質であることを確認した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 村越 紀之: "好熱性細菌Thermus sp.YS8-13 由来マンガンカタラーゼの大腸菌内での大量発現" 日本生物工学会大会講演要旨集. 61 (1997)
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[Publications] M.Kagawa: "Cloning and Sequencing of a Novel Thermostable Mangamese Catalase from Thermus sp.YS8-13" The FASEB Journal ; Abstracts. 11・9. A1138 (1997)