1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08651099
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Research Institution | OSAKA PREFECTURE UNIVERSITY |
Principal Investigator |
北浦 堅一 大阪府立大学, 工学部, 講師 (00081399)
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Keywords | 高張力鋼 / 衝撃疲労強度 / 切欠き材 |
Research Abstract |
前年度同様に落重式衝撃引っ張り疲労試験機で環状切り欠き材(応力集中係数Kt=2.4、3.2)また、回転式衝撃引っ張り疲労試験を用い平滑材および環状切り欠き材(Kt=1.7、2.4、および3.2)に対して低サイクルから中サイクル領域で疲労試験を行い、次の結果を得た。 1)落重式衝撃引っ張り疲労試験機で行った応力集中係数Kt=2.4、3.2試験片の低サイクル領域での破壊形式は繰り返し初期よりクラック入り、それが進展して破断にいたる。すなわち、クラック型の疲労破壊である。 2)回転式衝撃引っ張り疲労の結果、破断繰り返し数Nfが5000回以上の場合の破壊形式は平滑材および切り欠き材ともにすべてクラック型の疲労破壊である 3)疲労試験中の応力変化は多少のばらつきがあるがほぼ一定である。 4)落重式疲労試験と回転式疲労試験の結果、衝撃疲労強度は最大応力持続時間の小さい回転式の方が強くでる。 5)落重式疲労試験と回転式疲労試験の衝撃疲労強度は次式により表わすことができる。 σ^^-(Nf・T)^n=D (a) ここに、n、Dは試験片形状により定まる定数である。
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