• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1996 Fiscal Year Annual Research Report

加熱・圧縮成型法によるフライアッシュの固化と有効利用

Research Project

Project/Area Number 08651115
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionAnan National College of Technology

Principal Investigator

西岡 守  阿南工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (30270341)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 天羽 和夫  阿南工業高等専門学校, 建設システム工学科, 助教授 (40043989)
Keywordsフライアッシュ / 固化 / 加熱・圧縮 / コンクリート / シリカフューム / 高炉スラグ
Research Abstract

本研究では、加熱・圧縮成型法による石炭灰フライアッシュの固化を目的として、固化促進材としてシリカフュームあるいは高炉スラグを用い、温度100〜250℃、加圧力0〜10MPaの固化条件でフライアッシュを固化し、成型体を作製した。
フライアッシュとシリカフュームまたは高炉スラグの混合粉末を、所定の配合率(5%〜80%)で混合し、所定量の水酸化ナトリウム溶液(粉末重量に対して15%)を添加し、乳鉢内で十分混練りする。混練りしたものを内径20mmのシリンダー状をした圧力容器に充填し、所定圧力で加圧しながら、所定の温度まで昇温し、10分間保持することによって成型体を作製した。成型体は、圧縮強度、引張強度の測定、密度算出を行った。また、成型体からの主要元素の溶け出しについても調べ、各種固化条件と成型体の性質の関係について検討した。
結果として以下のことが明らかになった。
シリカフュームを代替した場合: 加熱・圧縮成型法によるフライアッシュの成型体を作製し、シリカフュームを代替使用することによる圧縮強度の改善を確認した。固化温度140℃、圧力4MPa、シリカフューム代替率10%の条件でフライアッシュを固化すると、通常のフライアッシュモルタルよりも高い圧縮強度、軽量の成型体を得ることができた。また、成型体の浸出試験の結果から、主要元素の溶け出しと圧縮強度の関係があることが推察された。
高炉スラグを代替した場合: 比表面積の大きい高炉スラグ(8000cm2/g)を代替したとき230℃、10MPaの条件で64.3MPaの圧縮強度が得られ、200℃では引張強度3.7MPaであった。これらの値はフライアッシュモルタルと比べて密度が小さく引張強度がほぼ同程度、圧縮強度が約2倍と高強度の成型体であることが分かった。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 西岡守,天羽和夫: "加熱・圧縮成型法によるフライアッシュの固化に関する研究" 第2回土木学会四国支部技術研究発表会講演概要集. 434-435 (1996)

  • [Publications] 西岡守,森政樹,天羽和夫,西野賢太郎: "加熱・圧縮成型法によるフライアッシュと高炉スラグ混合物の固化" 第3回土木学会四国支部技術研究発表会講演概要集. (1997)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi