1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08660020
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
金浜 耕基 東北大学, 農学部, 教授 (00113936)
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Keywords | トマト / 光合成産物 / 転流経路 / 維管束走向 / 糖 |
Research Abstract |
平成8年度において、下記の通りの実験を実施した。 1.栽培種のトマトにおける維管束走向に照らし合わせて光合成産物の転流経路を調べた。 2.その結果、^<14>C-光合成産物の転流経路は維管束走向に従って、^<14>CO_2施与葉からまず初めに直下節間に転流した後、それから上下の節間に向かって転流することが明らかになった。 3.上下方向への転流は、茎の中で^<14>CO_2施与後の経過時間が短いと^<14>CO_2施与葉と同じ側の維管束を経由していたが、^<14>CO_2施与後の経過時間が長くなると反対側の維管束内も経由していた。 4.^<14>CO_2施与葉から上位方向への転流割合(分配)はキュウリなどのウリ科野菜と比べて大きかった。 5.次いで、^<14>C-光合成産物の転流経路に従って維管束部分を採取した。 6.採取した維管束部分についてアルコール可溶性糖を抽出し、抽出液をラジオ液体クロマトグラフィーにかけて^<14>C-糖を分画した。 7.同様の方法で組織内の糖の化学組成を分析した。 8.現在、糖の化学組成と^<14>C-糖組成を比較し、転流経路にしたがった各維管束部分の転流糖について解析中である。
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[Publications] 清野貴将ら: "トマトの主茎における光合成産物の転流経路" 園芸学会雑誌 別冊2. 65. 458-459 (1996)
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[Publications] 小松幹男ら: "トマトZ. esculentum Mill.主枝上における葉の配列" 園芸学会雑誌 別冊1. 64. 278-279 (1995)
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[Publications] 大川亘ら: "カボチャにおける光合成産物の転流と代謝に関する研究" 園芸学会雑誌 別冊1. 64. 284-285 (1995)
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[Publications] 西山学ら: "高温と日長による四季成り性イチゴの花芽形成の制御" 今月の農業. 40 (7). 40-44 (1996)
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[Publications] 西山学ら: "成苗期における四季成り性イチゴの栄養成長と生殖成長を誘導する温度と日長" 園芸学会発表要旨(東北支部). (平07号). 45-46 (1996)
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[Publications] 斉藤隆ら: "新版蔬菜園芸" (新版蔬菜園芸出版社)分永堂, 304 (1996)