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1997 Fiscal Year Annual Research Report

島根で育成された新規ボタンの促成能力と花色等諸形質の再評価

Research Project

Project/Area Number 08660030
Research InstitutionSHIMANE UNIVERSITY

Principal Investigator

青木 宣明  島根大学, 生物資源科学部, 教授 (40032651)

Keywordsボタン / 促成能力 / 予備冷蔵 / 開花率 / 切り花形質 / 花色 / 島根県
Research Abstract

大根島(島根県八束町)で育成・選抜されたボタン10品種を供試し,予備冷蔵処理(12℃及び15℃)が花芽の発育並びに促成開花に及ぼす影響について調査した.
予備冷蔵によって花芽の発育が促進し,発芽日や開花日がそれぞれ数日間早くなる傾向があった.開花率は予備鋳造によって向上する品種群(‘満天紅'は12℃で,‘乙女'は15℃),低下する品種群(‘花王',‘阿蘇の司'および‘島根聖代')並びにあまり影響を受けない品種群(‘貴娘',‘島の夕映',‘豊麗',‘紫雲殿'および‘黒鳥'は予備冷蔵の有無に関係なく低いかまたは0%)の3群に分類された.切り花形質のうち,草丈や切り花重などは予備冷蔵の影響が明らかではなかった.花弁数は予備冷蔵によって減少する品種が多かった.12℃区では葉面積減少の著しい品種(‘島根聖代')が見られた.その外の形質については一定の傾向が認められなかった.葉折れの生じる品種は少なかった.
薄桃色系‘乙女'は開花率が実用限界の80%以上を示すことから,促成栽培時の温度次第で12月出荷が可能であると思われた.
露地で開花した(季咲き)ボタンの花色と促成栽培時に開花した花色を比較した場合,ボタン品種の大半(特に赤色系)について,促成開花時の花色は季咲きの花色より明るい色調を呈する傾向が見られた.

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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