1997 Fiscal Year Annual Research Report
生糸検査における視覚情報処理過程の分析とその検査装置への応用に関する研究
Project/Area Number |
08660065
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
但馬 文昭 横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (10236523)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石黒 善夫 農林水産省, 横浜消費技術センター, 主任研究官
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Keywords | 節 / 視覚情報処理 / エッジ / ファジィルール / パターン認識 |
Research Abstract |
これまでに開発を進めている生糸の節検査システムの節検出機能を改善するために,検査官が判断した節のエッジ位置と節計測波形との関係を調べることにより,検査官の節検出における視覚情報処理過程を解析した.このとき,節波形における立ち上がり,立ち下がりエッジ点の近傍のウィンドウ内の最頻値からのエッジ点の差(x)と近似直線の傾き(y)をエッジ評価パラメータとしてx-y平面における分布を調べた.その結果,エッジ点はx=0の軸付近に分布し,エッジ点でない点の分布とは概ね分離できる可能性を得た.次に,節のエッジ位置検出のためのファジ-ルールを生成し,節のエッジ検出システムを構築した.さらに,これを用いて101個の節計測波形のエッジ位置検出実験を行った結果,従来の固定閾値によるエッジ位置検出法と比較して誤差3mm以上の割合が5%改善された.
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