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1997 Fiscal Year Annual Research Report

画像せりのデータベース集積システムに関する研究

Research Project

Project/Area Number 08660270
Research InstitutionFACULTY OF AGRICULTURE,TOTTORI UNIVERSITY

Principal Investigator

笠原 浩三  鳥取大学, 農学部, 教授 (60135837)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 仙北谷 康  鳥取大学, 農学部, 講師 (50243382)
Keywordsデータベース / ニューラルネットワーク / 青果物品質評価 / 画像 / 青果物市場流通 / 時系列解析 / 市場取引 / 青果物流通
Research Abstract

現在青果物の大半は一旦は卸売市場内に持ち込み品質評価のうえ価格形成を行い再び市場外に搬出するという手間暇をかけた流通形態を取っている。青果物は生鮮食料品のため,現物を目の前にして品質評価をしなければならない商品特性から,現行方式の市場内取引はいわば生鮮食料品共通の宿命であり,避けられないシステムとされてきた。
しかし近年,静止画像を利用した「画像情報せり」について研究が進められている。これは値決めの際に,電送される画像情報に基づいて品質評価をし、価格形成を行おうとするものである。すなわち,本研究の目指す「画像情報せり」とは、従来市場内で現物を目の前にして行っていたせり方式を、産地から電送される「画像情報」に基づいて瞬時にコンピュータせりを行う方式に変えるものである。この方式は現物を市場内に持ち込む必要性が無くなり生鮮食料品の第一の要点となる鮮度保持に効果があると同時に,輸送コスト・市場流通経費等の大幅な消滅が図られることは疑い得ないものとなる。
しかしながらその実現のためには多くの課題が存在する。それらは大別して,(1)画像伝達技術のシステム化、(2)伝達情報そのものの集積されたデータベース化,そして(3)卸売市場法と関係する制度の見直しである。
このうち本研究では(2)の伝達情報そのものをシスティマティックに集積するデータベース化に関するものである。その為に全国の卸売市場を対象に品質評価に関する実態調査及びアンケート調査を行い,品質評価基準の整備を行った。さらに値決めに必要な市場データの時系列解析,ニューラルネットによる価格予測法の研究開発も行った。

  • Research Products

    (5 results)

All Other

All Publications (5 results)

  • [Publications] 万里・笠原・仙北谷: "時系列解析における可変型季節性指数の抽出に関する研究" 1998年度日本農業経済学会論文集. 別冊. 5-12 (1996)

  • [Publications] 万里・笠原・仙北谷: "連関比率移動法とEPA法の季節性指数に関するモンテカルロ実験" 「農林業問題研究」別冊. 5号. 109-114 (1997)

  • [Publications] 万里・笠原・松原・仙北谷: "畜産物価格の可変型循環変動の抽出について" 「農林業問題研究」別冊. 6号(印刷中). (1998)

  • [Publications] 万里・笠原・仙北谷・糸原: "青果物価格変動の特質と市場間の相互関連性について" 「農業経営研究」. 36巻(印刷中). (1998)

  • [Publications] 仙北谷・中澤・笠原: "ニューラルネットワークによる経済時系列分析" 「農業経営研究」. 36巻(印刷中). (1998)

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Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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