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1997 Fiscal Year Annual Research Report

老齢犬の脳におけるメタロチオネインの局在とその意義に関する分子病理学的研究

Research Project

Project/Area Number 08660382
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

島田 章則  鳥取大学, 農学部, 教授 (20216055)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山野 好章  鳥取大学, 農学部, 助教授 (00182593)
Keywordsイヌ / メタロチオネイン / 脳 / ノーザンブロッティング / In situハイブリダイゼーション / 加齢
Research Abstract

脳アストロサイトにおけるメタロチオネイン(以下MT)の局在に関しては、ヒト、サルおよびラットで報告されている。しかし、MTイソ蛋白どうしのアミノ酸組成が極めて類似していることからそれぞれのMTイソ蛋白を識別する特異抗体の作製が困難であり、そのためこれまでの検索においては、各MTイソ蛋白の脳内での局在に関し蛋白レベルでの検索は行われていなかった。また、遺伝子レベルでの検索もされていなかった。本研究では、イヌ脳MTcDNAクローニングの後、それぞれのMTイソ蛋白mRNAに特異的なプローブを設計・作製し、In situハイブリダイゼーションおよびノーザンブロッティングを実施し、脳内で発現するMTイソ蛋白mRNAを確認することを目的とし、研究を実施した。
1.平成8年度に実施したイヌの脳由来MTcDNAクローニング(研究分担者:山野好章)により得られたイヌ脳由来MTcDNAクローンに特異的なプローブを設計・合成し、DIG標識した。イヌの脳より精製したmRNAを電気泳動し、ナイロン膜に転写の後、標識プローブを用いハイブリダイゼーションを実施した。その結果、加齢に伴い、MT-Iのシグナルが増加する傾向にあることが示された(研究代表者:島田章則)。
2.In situハイブリダイゼーション(研究代表者:島田章則)
a.で得られたそれぞれのMTcDNAクローンに特異的なRNAプローブを設計・合成し、RNAラベリングキットを用いランダムプライマー法ジゴキシゲニン-11-dUTP標識RNAを作製した。本RNAプローブを用い常法に従いIn situハイブリダイゼーションを実施したところ、加齢に伴いMTI陽性アストロサイトが大脳において増生するのが認められた。一方、MT-IIIシグナルは生時よりすでに強い発現を示した。
3.MT遺伝子の発現パターンとアミロイド沈着(老人斑)のパターンとは必ずしも一致しなかった(研究代表者:島田章則)。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Kojima,S: "Molecular cloning and expression of the canine metallothionein-III gene" Canadian Journal of Veterinary Research. (1998)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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