1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08670285
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
内川 隆一 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (80145466)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 信治 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (70199800)
山田 稔 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (70106392)
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Keywords | nematode / rat / Th2 / IL-4 / サイトカイン / T all / Nippostrongylus brasiliensis / mRNA |
Research Abstract |
線虫抗原によるラットCD4^+, CD8^+T細胞のサイトカイン産生ならびにmRNA発現の変化を把握する目的で,本年度の計画は実施された.その概要及び結果は以下のとうりである. 1.ラット腸間膜リンパ節細胞から分離したCD4^+およびCD8^+T細胞を比較し,1)ラットにおいても主としてIFN-γはCD8^+T細胞から,IL-4はCD4^+T細胞から産生されること,2)感染により特にIL-4,5産生Th2タイプのCD4^+T細胞が誘導されることを明らかにした. 2.線虫抗原はin vitroでのConA刺激T細胞によるIFN-γ産生を抑制するが,抗CD3抗体刺激T細胞による産生は抑制できないことを見いだした.IL-4産生に対する影響は,目下測定検討中である. 3.また,胸腺におけるCD4^+T細胞への分化異常を持つLECラットにおいても線虫感染により末梢CD4^+T細胞数が増加し,Th2タイプの反応が惹起されることを明らかにした(投稿中).
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