1997 Fiscal Year Annual Research Report
生体インピーダンス法による小児肥満のスクリーニング法に関する研究
Project/Area Number |
08670412
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
木田 和幸 弘前大学, 医学部, 講師 (60106846)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 久美子 弘前大学, 医療技術短期大学部, 講師 (20113805)
木村 有子 弘前大学, 医学部, 助手 (20281917)
西沢 義子 弘前大学, 教育学部, 助教授 (60113825)
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Keywords | 生体インピーダンス / 小児 / 肥満 / スクリーニング |
Research Abstract |
【方法及び対象】弘前市内の1〜5年生の小学生764名(男子385名、女子379名)を対象とし、10月の発育測定時に身長、体重、上腕背部と肩甲骨下部の皮下脂肪厚(栄研式改良型、明興社)、BIA値(selco製SIF-891)を測定した。皮下脂肪厚からの体脂肪率は、北川らの体比重算出式、Lomanらの体脂肪率算出式から推定した。BIA値からの体脂肪率は、中塘らの体比重算出式、Lomanらの体脂肪率算出式から推定した。翌年の同じ時期に再度同様に測定した。 【結果及び考察】身長、体重等の1年間の増加量はそれぞれ中央値で男子5.5〜6.7cm、2.9〜4.3kg、女子5.9〜7.0cm、2.6〜5.5kgであった。また、インピーダンスから推定した体脂肪率から算定した体脂肪量、除脂肪量の1年間の変化は、男子では9、10、11歳からの1年間の除脂肪量は前年の変化量に対して有意に高く、女子では11歳からの1年間の体脂肪量が前年の変化量に対して有意に高かった。皮下脂肪厚の変化量は男子で有意差を認められたものもあったが、女子では有意差は認められなかった。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 木田和幸 他: "BIA法による小学生の肥満スクリーニング" 日本衛生学雑誌. 52・1. 269-269 (1997)
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[Publications] 斎藤久美子 他: "BIA法による小学生の体脂肪率の年変化" 東北公衆衛生学雑誌. 46. 41-41 (1997)
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[Publications] 木田和幸 他: "BIA法による小学生の体脂肪率の変化" 東北学校保健学会会雑誌. 45. 17-18 (1997)
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[Publications] 木田和幸 他: "BIA法による小学生の体脂肪率の変化" 日本公衆衛生雑誌. 44・10. 791-791 (1997)