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1998 Fiscal Year Annual Research Report

海外勤務者のストレスとライフスタイルの変化に関するコホート研究

Research Project

Project/Area Number 08670456
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

中村 健一  昭和大学, 医学部, 教授 (90050400)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大生 定義  (株)三井物産, 人事部, 診療所長
瀬古 知永子  昭和大学, 医学部, 助手 (50276557)
杉森 裕樹  聖マリアンナ大学, 医学部, 助手 (20276554)
井原 一成  東邦大学, 医学部, 講師 (10266083)
Keywords疫学 / 産業保健 / コホート研究 / ストレス / ライフスタイル / メンタルヘルス / 海外勤務 / 標本調査
Research Abstract

本研究は、海外勤務の前後で勤労者が経験する、ストレスやライフスタイル及び健康状態の変化を国内勤務者の変化との比較で明らかにすることを目的とするコホート研究である。研究最終年となる本年度は、海外勤務者と国内勤務者の追跡調査を終了してデータベースを完成するとともに、データ解析を行い、海外勤務者と国内勤務者のライフスタイルとストレスの縦断的変化を比較検討した。
赴任月(ベースライン)から1年経過するごとに実施してきた海外勤務者の追跡調査は、ベースライン調査の最終月である平成9年5月赴任の者の調査を平成10年5月に終えたが、加えて、回収率をあげるための追加調査を平成10年4月と9月の2度にわたって実施した。ベースラインで設定されたコホートのうち、追跡期間中に退職した1人を除く298人のうち追跡調査を実施しえたのは193人であった(回収率64.8%)。
国内勤務者については、昨年度に追跡調査を実施したが、1998年4月に回収率をあげるための追加調査を実施した。ベースライン調査に参加した367人のうち、追跡期間中に29人が新たに海外に赴任し、7人が退職、9人が現任地不明であった。残る322人のうちでは、256人の調査を完了しえた(回収率78.9%)。
海外勤務者と国内勤務者のベースライン調査と追跡調査を統合したデータベースのデータと統合して完成したデータベースを用いた解析を行い次の結果を得た。赴任1年間で海外勤務者は国内勤務者に比べて、(1)仕事の決定範囲や裁量権が増えており、(2)食事の内容について、間食回数が多くなった人、夜食をとるようになった人の割合は小さく、(3)朝食をとらなくなった人、外食回数の多くなった人の割合は国内勤務者に比べて大きく、(4)37歳以上の者では、飲酒習慣の変化した者の割合が大きい傾向が認められた。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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