1996 Fiscal Year Annual Research Report
滑膜炎症性マクロファージに多量に発現する分子のcDNAクローニング
Project/Area Number |
08670523
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
松山 隆美 鹿児島大学, 医学部, 教授 (30145479)
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Keywords | 慢性関節リウマチ / マクロファージ / 滑膜 / 表面分子 |
Research Abstract |
I C45抗原のcDNAクローニング mammalian発現ベクターpcDLSRαを使い、RA滑膜ライブラリーを作成した。B.Seedの方法にて、RA滑膜細胞を免疫して得られた5種の抗体を用いて、認識する抗原のcDNAクローニングをおこなった。C45抗原のcDNAクローニングにはまだ成功していないが、1種の抗体の認識する抗原は塩基配列の結果CD14であった。 2 I8抗原のcDNAクローニング λgt11を用いてRA滑膜ライブラリーを作成し、I8抗体と反応する18個のクローンを得た。5種のクローンの部分的な塩基配列を検討したところ、1)カゼインキナーゼIIβ 2)チロシンフォスファターゼイプシロン 3)リボゾ-マルL23 4)遺伝子バンクに登録されているが機能が不明なもの 5)まだ遺伝子バンクに未登録のもの、であった。これらをプローベに他の13個のクローンとハイブリダイズさせたところ、1)とハイブリするものが他に1個みつかったが、他はハイブリしなかった。現在得られたクローンに共通なアミノ酸配列・構造はなく、I8抗体がどの構造を認識しているのか決定できていない。今後、他の発現系での抗体の反応性を検討する予定である。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] T.Matsuyama and A.Kitani: "The role of VCAM-1 molecule in the pathogenesis of rheumatoid synovitis" Human Cel. 9(3). 187-192 (1996)
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[Publications] 松山隆美・木谷敦: "滑膜細胞上のVCAM-1" 現代医療. 28. 115-118 (1996)
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[Publications] 川俣仲秋・松山隆美: "間質性肺炎におけるマクロファージ活性化機能" 免疫疾患の最新到達点. 52-58 (1996)