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1998 Fiscal Year Annual Research Report

高分解能X線CT装置を用いた骨微細構築の画像解析

Research Project

Project/Area Number 08671061
Research InstitutionKAWASAKI MEDICAL SCHOOL

Principal Investigator

曽根 照喜  川崎医科大学, 医学部, 講師 (90179383)

KeywordspQCT / 骨微細構築 / 画像解析 / 運動 / 骨粗鬆症
Research Abstract

平成10年度にはin vivoでのpQCTの有用性を検討した。
対象は、健常若年成人と閉経後骨粗髭症女性及びコントロール女性である。pQCTによる撓骨および脛骨の測定を実施し、皮質骨のミネラル密度、皮質の幾何学的パラメータ、海綿骨領域のテクスチャー解析指標の算出を行った。得られたpQCT指標を用いて、健常若年成人では運動やカルシウム摂取状況と、骨粗髭症患者では他部位の骨量や椎体骨折との関係を検討した。健常若年成人のpQCT指標と運動との関係は、左右差の比較により評価した。
健常若年成人の検討では、運動群とコントロール群ともに、脛骨の骨密度、皮質骨厚、断面二次モーメントは左側が高値を、骨髄面積は右側が高値を示した。左右差は運動群の方が大であった。これに対し、骨幹部皮質骨骨密度は、運動群でのみ左側が有意な高値を示した。撓骨では、脛骨での結果と左右が逆転した傾向がみられたが、有意差の得られた指標は一部に限られた。対象者は、全て右利きで、左足を運動時の軸足としていた。今回の結果は成長期から若年成人期での力学的負荷による骨量増加が、皮質骨厚の骨髄腔側への拡大および、皮質骨内部の密度増加、すなわち、minerallzationの程度あるいはremodeling spaceの縮小などを伴っていることを示唆するものと考えられた。カルシウム摂取状況とpQCT指標との間には一定の関係はみられなかった。骨粗髭症患者では、若年者や同年代の健常者と比べた場合に、撓骨、脛骨の遠位海綿骨領域の骨密度とテクスチャー解析指標の低下が大であった。ただし、骨粗髭症や椎体骨折の診断において腰椎骨密度に付加的意義を有するような末梢骨測定指標は得られなかった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Yoshiyuki Imai,Teruki Sone,et al: "Precision and accuracy for peripheral quantitative computed tomography evaluated using cadaveric radii." Journal of Clincal Densitometry. 1・2. 165-172 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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