1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08671080
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | 山梨医科大学 |
Principal Investigator |
石束 嘉和 山梨医科大学, 医学部, 講師 (00176207)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
碓井 章 山梨医科大学, 医学部, 助手 (40203517)
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Keywords | 月経随伴睡眠障害 / 高照度光療法 / 過眠症 / 24時間深部体温 / 自覚的睡眠感 |
Research Abstract |
1.研究目的 今年度は、主に月経に随伴する過眠症状に対して、高照度光照射が有効かどうかを検討した。また、妊娠・出産随伴睡眠障害の病態解明に関する研究も開始した。 2.研究方法 対象は、月経開始前後に普段よりも強い眠気を自覚している20-21歳の女性8名。文書にて同意を得た。方法としては以下の(1)〜(7)の調査・測定を行いながら高照度光の効果を調べた。(1)睡眠日誌、(2)自覚的睡眠感調査、(3)基礎体温測定、(4)活動量測定、(5)終夜睡眠ポリグラフィ、(6)活動量と体位変動と心電図R-R間隔の測定、(7)深部体温測定。 高照度光照射については、およそ2500-3000ルクスの光を照射した。夜の就床前2時間の照射と、朝の起床後1時間半の照射の2つの照射方法を別の時期に実施して比較した。 なお、上記の(1)-(4)の記録は全研究期間を通じて連続して行い、(5)-(7)の記録は、以下の4つの時期に行った。(ア)非月経時、(イ)月経時(高照度光なし)、(ウ)月経時(就床前2時間の高照度光照射)、(エ)月経時(起床後1時間半の高照度光照射)。 3.研究成果 上記の「研究方法」の項の(ア)〜(エ)の4群の測定結果が得られている5名の被検者について、(1)・(4)・(5)の3つの測定項目についての比較検討を行ったが、4群間に大きな変化は見いだせなかった。他の検査項目についても詳細に検討して、月経随伴睡眠障害についてなお一層の調査を行う。
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