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1996 Fiscal Year Annual Research Report

精神障害者に対する医学生の態度を改善するための医学教育の方法についての研究

Research Project

Project/Area Number 08671095
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

山本 和儀  琉球大学, 医学部, 助手 (80210524)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小椋 力  琉球大学, 医学部, 教授 (60032330)
仲本 晴男  琉球大学, 医学部・附属病院, 講師 (80180420)
池田 敏郎  琉球大学, 医学部, 助手 (70232189)
Keywords精神障害者 / 医学生 / コミュニケーション・スキル / 態度 / ロール・プレイ / 医学教育
Research Abstract

精神障害者に対す医学生の態度について影響を及ぼすと考えられる要因のうち、医学生の精神障害者とのコミュニケーション・スキルの向上が肯定的態度を形成するかどうかを検討するための研究を行なっている。
初年度はこの領域に関する文献のレヴュ-を行ない、関連する資料の収集を行ないながら、実験的あるいは先行的に医学教育を行なっている大学での医学教育の実際を見学し、担当教官と意見交換をした。まず医学生には高度な面接技術は期待できず、基本的な面接技術の教育が求められるということ、しかも単なる知識教育でなくロール・プレイを交えた技術教育が重要であることが確認できた。
次に医学生の面接場面を実際にビデオテープに収録した上で、一定の評価表に基づいて、関係教官で評価し、問題点を明確にした。その結果について要約すると以下の通りである。面接に招き入れる時の配慮が不十分で、面接開始時に名前を確認せず、学生であることもはっきり名乗らない。患者と同伴者を区別し、患者主体の面接を組み立てることができない。間が持てない、面接をコントロールできない。また場の雰囲気を和らげる配慮ができない。アイコンタクトがおろそかになり、メモ取ることに熱中するあまり、聞きながら患者の表情などを観察することがおろそかになる。また自らのあいずちや確認の言葉、表情の表現が不十分である。開かれた質問と閉じられた質問の使い分けができない。話の要約・明確化などの技術が用いられない。面積の終了の予告、面接後の予定についての説明がなされない。
以上のような問題点を踏まえ、医学生のコミニュケーション・スキルを向上させるための教育に使用するロールプレイモデル・ビデオを現在作成している所であり、次年度にそのような面接技術訓練が態度改善に有効であるか、調べる予定である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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