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1996 Fiscal Year Annual Research Report

家系を用いた関連分析法による日本人IDDM発症遺伝子の解析

Research Project

Project/Area Number 08671180
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionSaitama Medical University

Principal Investigator

粟田 卓也  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (40184303)

Keywordsインスリン依存型糖尿病(IDDM) / インスリン遺伝子 / 感受性遺伝子 / CTLA-4 / 多型性
Research Abstract

本年度はインスリン遺伝子上流繰り返し配列とCTLA-4遺伝子多型性について、IDDM感受性遺伝子としての意義を検討した。
1.インスリン遺伝子上流繰り返し配列(IDDM2座位)
インスリン遺伝子上流には14〜15bpの繰り返し配列が存在し、白人ではこの繰り返し回数が少ないものがIDDMになりやすいことが判明しているが、日本人ではこの部位は多型性に乏しくその意義は不明であった。我々はこの部位の詳細な解析を行い、日本人でもIDDM感受性遺伝子としての意義を有することを認め、家系を用いた関連分析でも確認された(Diabetes、投稿中)。
CTLA-4遺伝子多型性(IDDM12座位)
CTLA-4はTリンパ球の活性化にCD28と共にかかわっており、自己免疫疾患との関連が注目されつつある。白人ではCTLA-4遺伝子多型性とGraves病、IDDMとの関連が報告されている。我々はCTLA-4遺伝子多型性と日本人IDDM、Graves病、橋本病との関連を検討したところ、この多型はIDDMとは関連しないが、Graves病、橋本病とは関連していた。人種を越えて関連を認めたことから、CTLA-4遺伝子多型は自己免疫性甲状腺疾患(Graves病、橋本病)の感受性遺伝子であることは確からしいが、IDDMとの関連については更に検討を加える必要がある(投稿準備中)。
今後、その他のIDDM感受性遺伝子についても検討を加える予定である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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